この前、篠原君が一年生何名かの部員日誌に噛み付いていましたね。耕平の部員日誌に誠意が足りないとガブ。宮下、平野の部員日誌にいたっては内容がないとガブガブ。「よく寝てよく食べて早慶戦に備えるます」、、、そんなの当たり前じゃないか!結構言うじゃないか篠原。でも誤字っとるがな篠原。そういう所だぞ篠原。彼のいじられ担当は当分続くことが予想されます。
こんにちは、中山倫太郎です。最後の更新をします。今年は投稿を怠ることもあり、次の担当の日に書けばいいや、なんて散々後回しにしてきましたが、いざ最後となるともう一回くらい書きたかったと思うものです。これまで書いたたった25の部員日誌。(←いや、本当に少ない?笑)今回を含めれば「26」。その中に4年という月日が流れているんですね。毎度毎度書くのは億劫ですが、嫌いじゃなかったですよ。引退し部員日誌を書くことを終えると、本当に後輩たちとの糸が切れてしまうような気がして少し寂しいです。でもバトンを繋ぐとはそういうこと。後輩たちにとっても、私たちが過去になることで次へと繋がって行くのだと思います。切れる糸と、切れない糸は決まっている。私はそう思うのです。私たちが引退し、後輩たちとの糸がプツプツと切れていっても、最後に残る糸があると思っています。この糸こそが、素敵な関係の証なのだと思いました。今こうして過ごす環境を、漠然と「素敵なもの」だと確信できていることが私は幸せです。かまってちゃんばかりの3年生が、ピュアで心優しい2年生が、賑やかで人懐っこい一年生が私は好きです。デリカシーを置き去りにした同期の絡みも、自分にとって大切な思い出のピースになるでしょう。
この前、日吉の色付く並木を歩いていてふと、80まで生きるとして、私はこの季節をあと60回しか見ることはないんだなと思いました。(正直、60回も見れば十分な気もしますが)でも、例えばそれをたった4回数える頃を、今の私は想像できない。自分がこれまで生きた時間やこれから生きる時間というのは、それほどに短く限りあるもので、でも想像も及ばないものなのだと思います。やっぱり、分からないからこそ面白いって一理ありますよね。
絶対に勝てる勝負も無ければ、絶対に勝てない勝負も無い。だから私たちは挑戦するのだと思います。最後の早慶戦、なんとしても勝ちたいです。メンバーに選ばれなかったのは残念ですが、私はこの一週間、選手以上に準備をするつもりです。いつ誰が怪我や病気になっても大丈夫なように。それができるのは自分だけですから。本番で自ら戦えないことは何とも情けないですが、今ここが私にとっての最前線です。
これまで私の部員日誌を読んで頂き、本当にありがとうございました。そして、これからも慶應義塾体育会柔道部への応援をよろしくお願いします。それではこの辺で、バイバイ。
おしまい