ついに最後の更新日がやって参りました。
慶應義塾體育會柔道部に入部して約3年半、そして9歳から始めた柔道人生が一週間後に一区切りつきます。
これまでを振り返ってみると、思い返されるのは案外辛いことばかりです。
泣きながら深夜まで打ち込みをさせられたり、全国大会で一回も勝つことが出来なかったり、大学に入って人生で初めての手術をしたこと。
上げ始めたらキリがありませんが、多分柔道ってそういうもんだなと思います。
だからこそ、それを乗り越えた向こう側に勝利と歓喜があり、強く思い出に残るのでしょう。
そしてそれを分かち合えるのが仲間です。柔道部に入部し沢山の方と出会い、仲間の一員とならせて頂きました。
先輩方、同期、後輩、その全員と勝つ喜びを分かち合いたい、来週の慶早戦は必ずそういうものにしたい、強くそう思います。
「お前は良いものを持ってるのにな」
そう言われ続けた柔道人生でした。
裏を返せば、それは熱く泥臭く努力する姿勢であったり、気迫溢れる柔道スタイルであったりがお前には無い。そう言われていたのと同じです。
今更後悔してもどうしようもありませんが、本当に情けなく恥ずかしい限りです。
ただそれでも前田先生に教えて頂き、両親の絶大なサポートを頂き、多くの人の技術を吸収させて頂いて作った自分の柔道が、僕は結構気に入ってます。
「組んで投げて一本を取る柔道」
幸せなことに僕は慶早戦でその柔道を表現できることになりました。そこで少しでも恩返しができればと思います。
大学に入って少しも結果を残せず終わってしまいましたが、確かに自分は慶應義塾體育會柔道部でやってきたんだという証明を残します。
これまで出会った方々への感謝の気持ちを胸に、自分に自信を持ち、そして何よりチームの勝利のために、
最後くらい熱く泥臭く、そして気迫を持って戦います。
僕には選手問わず頼れる同期と後輩がいます。
彼らと必ず勝利を掴みとりますので、応援よろしくお願いいたします。