こんにちは、法学部4年の猪熊彩です。

最近、或る日本人作家のドキュメンタリー映画を見て久しぶりに人に対して「憧れの感情」というものを抱きました。憧憬の念は、超えられない壁が存在する人、モノに対して抱くものなのかな、と思います。彼は「女ぎらひの弁」というエッセイで、「無意味な具体性」という言葉を挙げており、そうだ私は無意味な具体性を持ち出す方の性別(多様性の時代にこんなこと言うのは御法度ですか)なんだと自分が女性であることを再認識しました。(個人的に)女々しいなあと感じるバンドは歌詞に「無意味」な具体性が散見されますが、その「無意味」さが意味を持つこともあって、例えばその具体性は、歌詞と自分の体験を重ねて不必要な感傷に浸ってしまう可能性を低くしてくれます。

性別だけでなく、地理的な、現実的な壁もあります。軍艦島にはもう住めないし、鴨川のほとりで本を読むだけの人生なんてありやしない。年上だから、という理由が憧れの理由の一つになることもあると思います。歳という超えられない壁。壁が超えられそうになった時、憧れは妬み、嫉妬にかわる?憧れと妬み、憧れと好き、気まずさとドキドキ、隣にある感情、言葉があるから区別できているけど、もし言葉がなかったら?

・あぶら 油

・かきぴー 柿ピー

・さか 坂

・はたけ 畑

・しんちょう 身長

・うちわ 団扇

・いとこ 従兄弟、従姉妹

花ちゃん(薬2)、美緒ちゃん(法政1)と部活帰り、どんな話の流れだったか、イントネーションについての話になりました。上にあげた単語達はイントネーションが分かれたものです。ひらがなってかわいいですね。

努力は必ず報われる、とかそういう格言的なものって結局生存者バイアスでしかないじゃん!と不貞腐れていましたが、詭弁を垂れるのが一番ださいので格言を追い風にしよう!

 

寒暖差が激しく、なかなか衣替えに踏み切れない日々が続きます。風邪も流行っています。手洗いうがいはしっかりやる派なのですが、さっそくやられてしまいました。皆さまもお体お気をつけてお過ごしください。