こんにちは、4年の梅田です。
いよいよ早慶戦2日前となりました。
毎年早慶両校のオーダーが発表される瞬間は武者震いがいたします。
前回お話したワガママボディについてですが、結果は87キロで安定しました。急激な増量による体への負荷を考えつつパワーを強化するのには、この体重がベストだと判断いたしました。

さて、早慶戦が目前ということは、私達4年生が引退間近ということです。
私にとって秋とは、腹痛の頻度が爆発的に跳ね上がる季節であると同時に、最高学年との別れを意味し、毎年この寒空が私をいっそう寂しい思いに駆り立てておりましたが、ついに私が柔道部を去る立場になるとは。にわかには信じられません。
(後輩達は私が去っても別段寂しくないでしょうが苦笑)

せっかくの機会ですので、私が慶應柔道部で学ばせていただいたことのいくつか(「組織をまとめることの難しさ」「利他の精神」「情熱」「自分の無力さ」)について考えていきたいと思います。
・「組織をまとめることの難しさ」について
これに関しては反省点を挙げればきりがありません。3年生の時までに描いていた青写真と現実では大きなGAPがありました。詳しくはまた別の機会にお話しいたします。
・「利他の精神」「情熱」について
慶應柔道部には、仲間のことを想い、一生懸命になれる人。触れれば火傷するような熱い情熱を持った方がたくさんいらっしゃいました。OBの先輩方の柔道部への愛情も、慶應柔道部にいる間ひしひしと感じておりました。私がなりたい理想の方達に出会えたことにとても感謝しております。
・「自分の無力さ」について
これは2つの挫折から学ばせていただきました。最初の挫折は高校時代。
私は、慶應義塾高校に推薦入試で入学いたしました。しかし、試合で大した活躍もせず、勉強において秀でているわけでもない自分は、果たして存在価値があるのだろうかといつも考えていて、
「柔道で貢献しないと、もっと柔道で貢献しないと」と日々もがいておりました。(もちろん今でもまだもがいております。)
そんな中、大学2年生の時にある役職をいただいたことでその考えが少し変わりました。
「教育係」です。
この仕事を通じて後輩に少しでも立派になってもらえれば、私も慶應柔道部ひいては慶應義塾に貢献できたと言えるのではないか。
そんな期待に胸を膨らませたのを昨日のように覚えております。
しかし、ここで二度目の挫折。厳しく言っても、諭すように言っても、メールで伝えてもなかなか動いてくれない。意思が伝わらない。周りからは「教育係って有名無実だよな」といった声も聞こえてきて、悔しくて仕方がなかった。
結果彼らの成長の一助となれたのかは私の知るところではございません。

しかし、これらの挫折を経験して、少なくとも、自分なんてものはちっぽけな存在なんだということは認識することができました。ネガティブに聞こえるかもしれませんが、きっとこの感覚は私を人間的に成長させてくれたと思っております。

ここまでごちゃごちゃと書いてきましたが、まだまだ書ききれないくらい慶應柔道部にはお世話になりました。

こんな素敵な環境で柔道が出来た私は本当に幸せ者でした。

最後の早慶戦、この幸せを噛み締めながら1秒でも長く試合がしたいです。
そして、試合に出る人もそうでない人も、みんなで戦って、最後にみんなで笑えるようなそんな試合にしたい。
やってやりましょう。

毎度のことでしたが、本当にまとまりがなく申し訳ございませんでした。これで失礼いたします。