こんにちは、経済学部4年の土屋文乃です。みなさまいかがお過ごしでしょうか?

週末に東京学生柔道優勝大会を終え、我々現役部員は昨日、反省ミーティングを行いました。柔道に対してどのような思いを抱いているのか。どのような心持ちで練習をしていて、どのような姿勢で試合に挑んでいるのか。組織に対して何を思っているのか。私は全くアスリートではないので、何も口は出せませんが、同じ競技をして同じチームにいても、本当に人それぞれなのだと、全員で思いを声に出して初めて、私は知ることができました。

そして私は今のチームに何ができるか、ミーティングの途中からずっと考えていました。

女子更衣室を改装して有効活用しようかな?巨大な年間カレンダーやカウントダウンを貼ろうかな?シフトの頻度増やそうかな?このままでいいかな?出稽古の運転手になろうかな?指導者を探そうかな?S N Sを工夫しようかな?必要かどうかは置いておいて、私にもできそうなことは沢山思い浮かびました。選手の皆さんは、マネージャーに何を求めていますか?みんなの役に立ちたいです。

マネージャーの仕事を定義するなら、柔道とトレーニング以外の全てだと私は考えています。

あえて悪い言い方をすれば雑用の係です。多分それはマネージャー全員自覚していると思いますし、覚悟の上で入部しているはずです。私は緻密な作業が好きで、人の役に立って褒められると本当に嬉しいので、マネージャー業に心から誇りを持っていて、私の性分にも合っています。その一方で、マネージャーみんながみんな、雑用にやりがいを感じているかどうかはわからないし、時には入部した目的さえも見失ってしまう人もいるかもしれません。それもわかります。

ただ、私は一年時からずっと忘れてはいけないことがあると思っているので、ここに書き残しておきたいです。マネージャーは雑用の係です。組織を運営する係です。だから、マネージャーに限っては、体育会でよく見受けられるような先輩が後輩に仕事を押し付けたり、丸投げしたりする習慣は適用できない、というのが私の考えです。学年が上がるにつれて、たまには後輩に雑務を頼ってしまう部分も否定はできませんが、私は基本的にマネージャーの仕事配分はフラットであるべきだと思います。だって、それがマネージャーだから。自分から進んで雑用係になったのに、学年が上がるにつれて雑用を後輩に押し付けて、楽をしていたら、マネージャーの仕事は無くなってしまいます。

しかもこの組織の良いところとして、新しいことにもチャレンジできる環境があります。私は過去にグッズ販売を担い、柔道とは関係のないフィールドで柔道部に新しい風を吹かせることができたとき、大変喜びを感じました。体育会×柔道と言うと一見お堅い雰囲気ですが、組織のためにこうしたい、と言うマネージャーの思いにも聞く耳を持ってもらえる環境は整っています。これは大変ありがたいことです。

だからどうか、後輩マネージャーのみんなには、やりがいを見失ったら、自分なりのやりがいを作り出して引退まで駆け抜けてほしいです。やりがいは自分で作れます。そして私も残り半年間、組織のためにできる私らしいことを、毎日見つけて行きたいし、仮に自己満であったとしても完璧にこなしていこうと思っています。

後輩部員のみんなも、先輩マネージャーをとことんこき使ってください。是非是非お待ちしています。

本日はこれにて失礼いたします。