法学部4年猪熊彩です。
プレイヤーのみんなが戸狩で頑張っています。(この日誌は8/18に書いています。)戸狩合宿は、毎年毎年話を聞くだけで辛そうで、この時期は、なんだか罪悪感のようなものがずっと胸の中にあります。
マネージャーの私は練習や試合のことについては書けないので、少し就職活動のことについて書きたいと思います。
まず、就職活動にあたり、お忙しい中多くの先輩方にご協力、ご尽力いただきました。心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。半年間、自分の未熟な部分を見つめ直すとともに、長所も認めることができ、自分の人生について、生まれてから一番、考えることができました。先輩方にいただいた力を生かして今後は後輩の役に立てたら、と思います。
ここからは感想です。
企業のエントリーシートで、「あなたらしい写真」を求められることが多々あります。個人的には、「あなたらしい」姿なんて一番恥ずかしい瞬間で、見られたくないです。何割の就活生が「あなたらしい写真」を撮りに行くのでしょうか。写真それ自体が重要な訳ではなくて、その背後にあった自分のストーリーを上手く話せればいいとは思うのですが、書類選考という選考の性質と膨大な数のエントリーシートを見る企業側の目線に立つと、どうしても視覚的分かりやすさを求めざるを得ないと思います。
就職活動は正直うんざりしたことも多かったですが、敷かれたレールに助かる学生が多いのも絶対に事実で、自分で道を切り開く気力も術もない私もその内の一人でした。
後輩へ
どの場にも、「プロ就活生」はいます。ビビらないで、すげー!プロ就活生だー!くらいの気持ちでいてほしいです、プロ就活生が戦うのは、プロ就活生なので!朝井リョウさんの「何者」オススメです!
以上!
パリオリンピックで活躍していたアスリートが年下ばかりだったこと、人気の恋愛リアリティ番組の出演者が同い年になってきたこと、歯医者さんで子ども扱いをされないこと、全然年上だと思っていた美容師のお姉さんが同い年だったこと、お洋服さんで社会人に間違われること、色々なことが私に22歳の実感を与えてきます。でも私にしては珍しく、焦燥感があるわけではなく、そうかあもう22歳かあとしんみりしています。
ネットフリックスやアマゾンプライムで何か作品を見ようとするとき、視聴履歴に基づいた作品との「マッチ度」が表示されます。でもこの「マッチ度」って、何なんですか?確かに、サムネイルを見て気になった作品をクリックすると、「マッチ度」96%とかで、やっぱり面白くて、好みの作品なんだ、とAIに見透かされることは多々あります。友達にオススメされてマイリストにいれた、今まで見たこともなかったようなジャンルの作品は「マッチ度」40%だったり。悔しいのが、見ようかなーと思って何気なくクリックした作品のマッチ度が高いと、一気に見る気にさせられることです。逆もまた然り。AIに作品と自分の「マッチ度」を判断され、選択を狭められている状況に悔しくなります。感性を固定しないでほしいです。
このアルゴリズムに抵抗する気がないと、食わず嫌いが助長されてしまうと思います。あと、フィルターバブル。
私は日本語を母国語としない人と喋るとき、コミュニケーションを円滑にしたい、という思いを常に持ちながら発話するので、代替の単語とか言い方を探す時間が発生してしまいます。だからいつもよりゆっくり喋るし、いつもは使わない語彙が口からでたりします。そしてなんだかいつもより穏やかな性格になります。We are what we eatと言いますが、『時計仕掛けのオレンジ』でアレックス達がナッドサット語を使っていたみたいに話す言葉によっても私たちは作られていると思います。
さて、早慶戦の準備に取り掛かり始めました。引退まで残りわずかとなりましたが、気を引き締め直して、みんなと自分のために、もう少し頑張ろうと思います。
失礼します。