こんにちは。
あけましておめでとうございます。
寒稽古まっただ中で、眠気、そして課題と戦っている高尾櫻子です。
既に、技ありをとられております、一発逆転なるか、、、

 

 

 

大晦日、私の中で大きな大きな出来事があった。
それは、中学生の時の先輩と七年ぶりに再会したということだった。
何故、そのことが大きな出来事であるかというと、その人が私の人生に多くの意味で強く影響を残したからである。
その人は、中学生の時の一個上の先輩だった。とても強く、かっこいい人だった。そして、なにより自分にも他人にも厳しい人だった。
彼女は、中学生の時に、柔道界から転向し、私の前からいなくなった。そこで現在、非常に活躍されているが、それまでの短くて長い期間が私の中高生活、厳しい六年間の中でも特に印象に残る期間であった。

 

 

彼女は、私にとって非常に脅威的な存在だった。当時、私の中学校で女子柔道部が発足して二年目、彼女は1つ上の一期生だったので、直属の先輩ということになる。そして、いまでこそ二十数人いる寮生もたった三人だったのだ。ただでさえ、怖いのに、四六時中一緒に行動しなければいけない、恐怖、それだけだった。毎日すみませんしか言わなかった気がするし、布団に入っても完全に寝入るまで、常に緊張した日々が続いた。非日常的な出来事も多く経験したように思う。だから、彼女が転向した時は、寂しいというより、正直ほっとしたという方が大きかった。それでも時々夢の中に出てきて冷や汗を沢山かいたことも記憶に新しいけれど。

 

しかし、それほど常時緊張しながら一緒に居た人だったが、いなくなってばらくしてから、感謝の気持ちや会いたいと思う気持ちが芽生えてきた。そしてその気持ちは、月日を追うごとに増して行った。それは、リアルな鬼気迫る感情を忘れたかもしれないということもあるがなにより、本当に多くのことを身を以て教えてくれたからだと強く実感した。

 

 

 

 

そんな彼女と七年ぶりに再会した時、予想より遥かに、嬉しかった。本当に本当に。彼女といなかった、空白の時間に話したい事が沢山あって。何より、もう、本当に言葉にならない感情で心がいっぱいになった。そして、彼女と別れてから、徐徐に増していった感謝、寂しさ、そんなものを超越するぐらいの気持ちが実感以上の強さで、なんというか、とにかく、上手く言えない程に私を飲み込んだ。抽象的な表現ばかりになるが、それほどの感情に人生で初めてなったのだ。
厳しくて、本当に厳しくて、私が世の中で一番怖いのは、蛇と蜘蛛とその先輩だ、って思うくらい怖かったけれど、同時に、大好きだった。たまに褒められると死にそうなぐらい嬉しかったし、今思うと、どれだけ怒られても、褒められた喜びを糧に頑張っていたのだと思う。

 

 

 

私は彼女を全肯定はしない。もっと別のやり方があったかもしれない。多くの誤解を生んだかもしれない。今あの時に戻っても、乗り切れるとは思わない。
でも、私はとても彼女に感謝している。何より、今彼女を尊敬し、大好きで、大好きで大好きだ。それで充分だ。充分だと思う。私はやっぱり人に恵まれている。

 

 

 

2016年、これからどんな出逢いがあるだろう。
既に出会っている人とも、現在までとは違う関係になるかもしれない。
だからこそ、今、周りにいる人を大切にしたい。私は、プライドが高いから、去る者追わず精神で生きてきた。面倒くさい奴、と思われるのが一番嫌いだ。でも、ちょっとぐらい、面倒くさいと思われても、後悔はしたくない。去る者は、全力で追って言いたい事をぶつけたい。今の全力で向き合う関係が、きっといつかに繫がるのだと思うから。

 

 

 

長文、乱文失礼しました。
正直、書くか迷ったし、リアルタイムな感情だから、後から後悔すると思います。でも、部員日誌、長文すぎると言われても、メンヘラだって言われても、私が感じたことを、私にしか書けない文章で表したいと思います。自分の乏しいボキャブラリーを駆使して。

今年も、高尾のちょっと中二病ちっくなメンヘラワールドにお付き合いください。
宜しくお願いします。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。