こんばんは。3年の南雲です。年内最後の部員日誌なので張り切って、と言いたいところでしたが、生憎風邪をひきました。皆さんも冬の風邪には気をつけてください。
さて、この時期になると毎年気になってウズウズするのが箱根駅伝ですね(私だけかも知れませんが。)大学に入学してからは、2日は実家で、3日は都内の社宅に戻りテレビ観戦しつつ、社宅の前の大通りがちょうど10区のコースになっているので、レースの最終盤は実際に足を運んで応援に、というのが私の恒例行事になっています。
部で箱根駅伝の話をすると、「人がただ走ってるのをみて何がおもろいんだ?」と言われますが、私自身よくわかりません。冷静に考えて、サッカーなら前後半90分、ラグビーは80分、野球でさえ3時間程度という時間の中、この箱根駅伝は片道だけで5時間以上かかります。その間、ゴールが決まるわけでもなく、トライが決まるわけでもなく、はたまたホームランが生まれるわけでもなく、本当に5時間人が走っているだけです。そう思われるのも無理はありませんし、なんでそんなに熱中出来るのかと聞かれれば、自分でもよくわかりません。
ただ、陸上長距離、その中でも箱根駅伝という競技は言葉で言い表せない魅力を秘めており、それに取り憑かれたファンが私以外にも大勢いる、というのが箱根駅伝の不思議で面白い点だと思います。では、本日は毎年恒例(?)今年の注目校と、個人的に注目している選手を紹介して今年一年の部員日誌を締めくくりたいと思います。では、一旦部員日誌本編の方はこの辺りで締めさせていただきます。皆様におかれましては、良いお年をお迎え下さい。
◯駒澤大学 2年連続の3冠という大偉業に向けて死角無し。鈴木、篠原、佐藤(以下全選手敬称略)と10000m27分台の超強力3本柱を中心に、他校だったら間違いなくエース級、という選手がずらり揃う。山区間も昨年好走した山川、伊藤の両選手が今季好調で問題なし。大学駅伝史上最強チームとの呼び声高い。 注目選手:鈴木芽吹、佐藤圭汰
◯青山学院大学 駒澤大学のようなビッグネームは不在だが、昨年まで三大駅伝に出られていなかった選手たちが台頭。40人以上いる部員全員の5000m平均が14分を切るという、圧倒的な選手層の厚さ、そして毎年見せる箱根駅伝での勝負強さで駒澤大学に挑みたい。出雲、全日本で駒澤の佐藤と互角の勝負を演じた黒田をどこに配置するかが鍵か。 注目選手:黒田朝日、太田蒼生
◯中央大学 今年は前評判よりは苦しんでいるものの、トップ層の強さは駒澤大学にも引けを取らない。昨年の箱根駅伝を経験した選手も多く、配置次第では往路優勝、またその流れで総合優勝も十分狙える。学生最強ランナー、吉居大和はラストイヤーでどのような走りを見せてくれるのか。 注目選手:吉居大和、湯浅仁
◯國學院大学 27分台ランナーの平林が軸。個性的なランナーが多いが、その分各区間で配置がハマれば爆発力は類を見ない。3区までで駒澤大学よりも先行し、流れを掴めば逃げ切れるだけの力は十分に持っていると予想。 注目選手:平林清澄、上原琉翔
レース展開予想:出雲全日本では、前評判の高かった駒澤大学が1区から首位に立ち、そのまま独走を続ける展開が続いた。今回も同様に1区から駒澤に抜け出されると、他大学は追随する事が難しくなるため、特に優勝を目指す大学は1区で出遅れない事が絶対条件。そのため、例年以上に1区にエース級の選手を持ってくる大学が多くなると予想。今年は全体的に学生長距離のレベルが飛躍的に上がっており、当日の起床条件次第では各区間で好タイム連発の予感。記念大会で出場校が23校と例年よりも多く、シード権争いも壮絶を極める。大手町をスタートしてから戻ってくるまで一瞬も目が離せない。