皆様こんにちは、3年の山根です。
先日の内田君の部員日誌を読んで、何かハッとさせられたのは私だけではないでしょう。でかした!
さてTシャツ一枚でも十分だった時期から一変して、何か上に羽織らなければ寒さを感じる季節となりました。服装も楽しみたい私としては、割と好ましい季節です。
この時期になると毎晩楽しみになるものがあります。そう、題名の通り「月」です。古くより仲秋の名月として親しまれてきた秋の月ですが、これにはやはり理由があるようです。まずは、秋は空気中の水蒸気量が少ないことで空気が澄んでいるため、月がはっきりと見えます。次に降雨量が多くなることも関係しているようで、雨が降ることで空気中のちりが浄化されます。俳句や短歌には秋の月は秋雨や雲とセットで扱われるものが多く、確かに雲間に見える月は殊更に美しく感じます。あとは秋は空に見える星が少ないために、月の輝きがより目立つようになるようです。
と、まあこんなことはネットで検索すればすぐに出てくる訳で、夜空を見上げてその美しさに心とらわれている間の私にとっては、正直本当にどうでもいい情報となります。少し前までは花より団子とはまさにそうで、月の美しさに心惹かれることもなかったことを考えると、私も少し大人になったということでしょうか。
一年前の今日、その時の自分が何を考え生活していたのかはっきりと思い出すことはできませんが、人間なんてそんなものでしょう。一年経って自分を見てみると、ああ、何となく一年前よりは成長したなあ、と感じられるものです。そしてまた一年後の秋の月を見て同じことを思うのでしょう。
ただ今年は間違いなくツイてませんでした。怪我に始まり怪我に終わる、まさにこれに尽きます。4年生の引退も近づいてきた中で、本当に後悔の念だけが沸き上がってきます。ただそれでもこの代でやれることはやろうと、最後の尼崎、早慶戦に向けて最大限のサポートをしようと、秋の月を見て思いました。