3年生のピーダーセン理皇です。2021年も半分が過ぎました。あっという間に半分が終わってしまった、と書こうと思ってましたが思い返してみれば半分ぐらい2021年過ごした気がします。妥当な7月ですね(?)
同期の森井の誕生日アピールが激しいので、マスク、体温計、消毒スプレーの豪華3点コロナセットを買ってあげようと思います。喜んでくれるかな。

さて話は変わりますが、ちょくちょくインターンのESとやらを提出していっている中で、あなたの特技は何ですか?という質問を時々聞かれます。特技はなんだったかなと自分の人生を振り返ってみると、1つ見つかりました。ピアノです。4歳の頃から入寮するまで14年間ほどピアノを練習し続けてきました。ここまで長く一つのことを継続した経験は他にはなく、堂々と特技と言える楽器です。
継続は力なり、というのは誰しもが聞いたことがあることわざだと思いますが、楽器というのは勉強やスポーツと比べて特に継続することと能力の向上の関係性が密接であるように感じます。楽器というのは非常に繊細で毎日毎日弾いていると、驚くほど指が覚えてきて気持ちを乗せて弾けるようになってきますし、反対に少しでもサボってしまうと綺麗に弾けなくなってしまいます。繊細な故に、練習は非常に地味で辛いモノですが気持ちを乗せて弾けるようになると、楽器を演奏したことがない人には理解できない、楽しさ、気持ち良さが待っています。

特にピアノを続けていて良かったなと感じたのは、高校1年生の頃のアメリカ留学していた頃に演奏した時です。プログラムの中に特技発表会があり、僕はちょうど暗譜(楽譜を暗記すること)していたショパンの幻想即興曲を演奏しました。ミスをすることもなく引き終わると、聴いていた様々な国の外国人がみな立ち上がってスタンディングオベーションで称賛してくれました。席に戻っても隣に座っていたイタリア人が、スペシャルなタレントだ、と声をかけてくれ打ち解けることができました。この時に音楽は世界共通の言語であると肌で感じピアノを続けていて良かったと心の底から思いました。

母親は僕が練習が苦になって辞めたいというたびにいつも、音楽を続けることの大切さを教えてくれ、大人になったらわかる日が来るといっていました。当時の僕は反抗していましたが、大人に近づいてきた今になって人生を通して音楽に携わってきたことが人生に深みを与えてくれ、感受性を豊かにしてくれたことに気がつきました。あの時にピアノを続けさせてくれた母親には感謝しかありません。今後も僕の特技として、細々と続けていきたいと考えています。