あけましておめでとうございます。2年の小野です。

波乱の2020年が終わり、新たな一年を迎えたばかりではありますが、またも緊急事態宣言が発令されてしまい、改めてコロナウイルスの勢いを痛感しております。また、六徳舎もまだ数人しか人が戻っておらず、これまたかつての六徳舎5人時代(第一次緊急事態宣言下)を彷彿とさせてくれます。

さて、先程「波乱の2020年」と申しましたが、皆さんにとってのそれはどのようなものであったでしょうか?

僕自身にとっての2020年は、大学生活における起承転結の「承」であったと思います。人生全体を俯瞰してみれば、もしかしたら「起」くらいにしか当たらないかもしれませんが、あえて短い大学生活に当てはめるならばこうなります。「承」とは、「起」の解説並びにそれによって生ずる問題の提起、そしてそれに対する意見などを描くパートを指します。その故、物語の本質を捉えるような意味合いも含まれていると思います。

長い自粛生活の中で、自然と己と向き合うことが多くなり、空疎なものではありますが僕は自分なりの「軸」を持つことができ、それとともに日々充実した生活を送っていました。ですが同時に、対人関係においても自分のためにも重要な、「謙虚な心」を失いつつあったと感じています。これは僕自身の根本的かつ人生の問題であると昔から認識していたのですが、大掃除のときに見つけた鏑木先生からの手紙と年末の両親との会話の中で、やはり立ち戻って改めるべき問題だと気付かされました。現に、2020年は前十字靭帯の怪我をはじめ、周囲に多くの迷惑をかけてしまい、そしてこれらの災いの根端にはそういった「心持ち」が少なからず関わってきていると思います。

イベントがないようで実は中々充実していた一年ではありましたがそのお陰で、自分主体の生活をする際にはまず、それら行動・言動に責任を持つべきで、かつ「謙虚に」臨むべきだなと気付かされ、気を改めることができました。そしてこれは、僕の求める人生の本質の一部でもあると思うので、これからもしっかりと磨いていこうと思います。

さて、昔を回顧するのはこの辺にしておいて、今年の抱負を発表したいと思います。

 

ずばり、「継続」です。

 

「当たり前のことを高い質でやり続ける、これが何よりも難しいんだよ。」

これは同じ寮民の蓜島先輩がサラッと仰っていた言葉の一部なのですが、僕の中では強く印象に残りました。先輩のような一流の選手は現にそれを自粛期間も体現していて、僕は実際にそれを間近で見て過ごしていたので、尚更その凄さを実感していました。詳細は割愛しますが、とにかく凄いです(現在進行系で)。ただでさえ、当たり前のことを継続することは大変なことだと思います。したがって、僕は、まずは質よりも量(期間)を重視して、膝のリハビリを始め、柔道と部活、そして日常生活に対して全力で取り組んで、取り組み続けて、いきたいと思います。

自分の反省と抱負をこの場で公言するのはだいぶ恥ずかしくも思いましたが、新年一発目の「戒め」そして「活」のために述べさせていただきました。

取り留めのない文章になってしまいましたが、皆様、今年もどうぞよろしくお願い致します。

 

おわり