こんにちは。夏の猛暑に汗滲み、濡れるTシャツに顔をしかめてこの日誌を書いています。文学部2年の岡崎です。
さて、巷で話題の「キマツシケン」という妖怪も私を相手取っては分が悪い様で、そそくさと退散していきました。後に残るのは、連日の深夜勉強による気だるさと、夏への期待値からすればなにか物足りない退屈な日常です。
退屈だから刺激が欲しい、などと短絡的な破滅思考ではありませんが、ちょっとした日常の隙間を埋めるために、夏特有の成分を補充するのです。
それは、「ホラー」です。
少し前の風呂場でダルマがすっ転ぶ案件の様に、私はインターネットで怖い話を漁るのがちょっとした趣味なのです。特に季節柄、夏はその趣向が加速します。
その癖して怖くなって1人で風呂に入るのが怖くなったり夜道をビクビクしながら歩いたり、本末転倒クソ野郎なわけですが、そうなると普段気にしない事柄がやけに気になる神経質になってしまいます。
部屋の軋む音、レジ袋のしゃがれた鳴き声、隣の部屋から響く音、そして何も無い暗闇すらも怖がりだします。今月末20歳になろう90kgの男がこんなに臆病で良いのでしょうか。伸び代ですね。
そして今も視界の隅に人影が見えた気がします。視線を送ると、その影は消えてしまいます。果たして私の見間違いなのか、それとも私が視線を送ったことで消えてしまったのか、それは定かではありません。
ですが、もしもそこに本当に「ナニカ」がいた場合、それはひょっとしたら私の見えないところに移動したのかもしれませんね。
……例えば、私の後ろとか。もしくは、あなたの隣、とか。
まぁ、そんなことを言いながらも実際はあまりそういった迷信は信じていない私です。だって、そういう目に遭ったことがないんですもん。
一時の流行りのように、怖い話も浮かんでは消え、廃れては焦点が当たるものです。寧ろそれは、幽霊そのものの様相と一致するかもしれませんね。
あまりまとまりのない話になってしまいましたが、この辺りで筆代わりの指を休ませたいと思います。
それでは皆さん、おやすみなさい。
追伸:タイトルですが、その言葉通りに検索すれば、面白い話を知ることができるかもしれませんね? あくまで、自己責任ですが。