平素よりお世話になっております。薬学部2年の海部花です。

昨日怒涛の春学期の実習および試験を終え、本日久しぶりに柔道部に行くことができて、とても嬉しい一日でした。
みんなに会えるだけでこんなに嬉しいというのは本当に有難いことだなと、改めて思っている次第です。

さて、私事ですが、今月末にコンサートに復帰できることになりました。
以前通っていた音楽教室の発表会にゲスト招待され、ピアノとヴァイオリンで演奏させていただけることになりました。

小さな子どもから親以上のお年を召した方、アマチュアからプロの方まで、幅広い背景を持つ方々の前で演奏する機会というのは実に5年ぶりのことで、自分でも再びこんな機会に辿り着くなんて、と、一昔前の自分を思い返して驚きに似たような気持ちでおります。

再び音楽に向き合いたいと思うようなきっかけは、これまでも何度かありました。
高2の時に感銘を受けたショパンコンクール、大好きなピアニストの演奏会で聞いたシューマンの「献呈」、高3から今も所属している新日本交響楽団での経験。

でもいずれの時も、一度覚えてしまった苦しさが蘇って、特にピアノは一人で音楽が完結してしまうという最大の魅力がかえって恐ろしくも感じられて臆病になっていました。

ところが、以前にも書かせていただいたように、柔道部に入ってから、柔道に励む部員たちを見て音楽が自分に不可欠なものだと気づいて、ただ大好きな音楽を演奏をできる喜びを思い出したり、小澤征爾さんの世界を覗いてみたり、そんなことをさまざま繰り返していたら、またあの世界に近づきたいと思えるようになっていきました。

少しずつ、どんどんその気持ちは膨らんでいって、一年弱を経て今、ついにただ純粋に「楽しみ」が100%の自分がいることが、とてもとても幸せです。

今はもう、コンサートが怖いとかそんな気持ちは一切なくて、ただひたすらに楽しみで仕方ありません。ドレスも新調してしまいました笑
自分の思う音を、自分の大好きな楽器で表現できるということに、久々に昂るその感覚に、ゾクゾクして仕方がないです。

ゾクゾクする演奏、というのが私の常なる夢です。

前回のコンサートで実は、お姉ちゃんみたいになりますと言ってくれた、小さな小さなファンがついてくれました。
もうすぐ中学生になる頃かな、今回は自分より上手になっていたら嬉しいような、いやいやまだまだいくぞ、というような、そんな楽しみもあります。

音楽が楽しみだ!という、久しぶりに感じられたただの純粋な喜びを噛み締めて、あらゆる全ての出会いに感謝して臨みたいと思います。
頑張りつつ、目一杯楽しんできます!!

おわり