こんにちは。商学部2年入道隼人です。

今日は先日観た映画について話そうと思います。

ようやく映画「ミステリと言う勿れ」を観に行くことが出来ました。母親譲りで大のドラマ好きの私は以前からこの作品のドラマを観ているファンです。
この作品の概要を簡単に説明しますと、累計発行部数1800万部を突破している田村由美による大人気漫画を原作とし、2022年1月期のフジテレビ月9にて放送されました。大学生の主人公・久能整は、淡々とした喋りが特徴ですが、膨大な知識と鋭い感性に基づくお喋りで、周りにいる人の悩み、さらには事件の謎までも解かれてしまうという新感覚なミステリーです。

そして何よりこの作品の魅力は、主人公の久能整をはじめとする個性的なキャラクターたちによる名言の数々です。ドラマではグッズとしてセリフかるたが発売されているほど、セリフへの注目度が高い作品です。そこで今回は、私が特に印象に残った劇中に登場する名言を紹介したいと思います。

映画の中の何気ないセリフですが、私にとっての特別な言葉となり、視野を広げ、人生を少し豊かにしてくれる気がしました。その言葉の脈絡など詳しく説明してしまうとネタバレになりかねないため、ここでは言葉だけの紹介にしたいと思っています。

 

”弱くて当たり前だと誰もが思えたらいい”

 

これは、整が遺産相続問題で、つらい思いをした汐路というヒロインに伝えた言葉です。日本では人の弱さを認めず、恥ずかしいと考えるような風潮が強く、「壊れたら退場」という“当たり前”がある一方、アメリカでは人の弱さを認め、病むことも倒れることも“当たり前”としている。だからカウンセリングが普及しているのだと考えました。

人は弱いのが当たり前だから治そうと思う、修復できると信じることができるという整の言葉は、我慢を美徳とする考えが、弱さを認めない社会へ繋がっていることに気づかせてくれます。

どんな時も失敗は許されず、失敗することは恥ずかしいと、自分を洗脳してしまっていることがあるかもしれません。しかし、弱いことが “当たり前”という前提なら、もっと自分や他人のことを許すことができるはずです。

そしてこれを私事に置き換えますと、傍から見たら意味が分からない事をしていても、頭ごなしにその行為を否定したりするのではなく、それが正しいか否かは別として目的があるなら受け入れる器を持ち、ミスを恐れず何度失敗してもその挑戦を心から応援しようとする姿勢が今後3年生になり、上級生として心掛けるべき事なのかと感じました。

また塾柔道部においても、ひとつのチームとして仲間を信頼するとともに、弱い部分を理解し、認め合い、補い合うことが早慶戦勝利に繋がると思います。

早慶戦で勝つ事が出来れば理想的ではありますが、自分たちの思い通りにならないことへの不安感や、自信を失うといった負の感情に苛まれることもあるかもしれません。 しかし、そのような負の感情に囚われることなく、早慶戦で勝利をする事に”誇り”を持ち続け、これからも残り1ヶ月間精進して参ります。

おしまい