ご無沙汰しております、文学部2年の呉銅敏です。今現在、我ら柔道部は、関西にて稽古を続けさせていただいております。まだ、関西の高校は行っておりませんが、甲南大学にて、合同練習をしました。

この関西遠征の最後に、僕たちを待っているのは慶甲戦でございます。僕はまだ白帯で、実はまだ試合に出られる資格に達していないのですが、諸事情により、試合に出させていただくことになりました。はじめて、慶應柔道部に貢献することができる機会が得られたわけです。

それがずっと実感できていなかったのですが、合同練習中、知らない人にお願いができない僕の姿をみて、井口さんは、慶甲戦に出ることの重大さ、持つべき責任感を覚えさせてくださり、またその上で練習でどのような姿勢を見せるべきなのかを説明してくださいました。また、それでもお願いができていない僕に対して、何度も何度も励ましてくださいました。この弱けな自身が情けないのですが、それでも勇気をいただき、怖く見えてきた選手たちの顔が優しく見えて、実際お願いしたところ、喜んで乱取りをしてくれました。

ずっと、出ろ、お願いしろ、と言われるのが、きつい時は厳しく聞こえたりするのですが、どこかで、僕の練習を見てくれていると思えば、もっと頑張れるようになるに違いません。サボっていることに対する罪悪感が生まれるに違いません。本当に感謝です。土曜日の慶甲戦に向けて、残り2日の稽古、自分のできることをやり尽くし、負けても過去のことが後悔にならないような稽古をしたいと思います。

明日から、高校での稽古です。去年の名古屋遠征を思い出したりしております。その時は、柔道を始めたばかりで、高校生の女性選手にも負けておりました。自分の柔道がどのぐらい強くなったのか、確かめる最もいい機会になるだろうと思います。

高校生たち、待ってろ!白帯大会金メダル、呉銅敏が行くぞ。