こんにちは2年経済学部の長谷川大雅です。
先日行われた早慶戦は大変悔しい結果となり、来年は必ず勝とうと心に誓った日でした。
私は、当初補欠メンバーだったのですが、急遽早慶戦に出場する事が決定し、内心伝統ある早慶戦に出場する事が決まり、とても嬉しかったのですが、何も出来ずに瞬殺されてしまうのではないかととても不安に思っていました。さらに、その試合が自分の公式戦デビュー戦になるので、恐ろしい気持ちでいっぱいでした。しかし、先輩方から、“あまり緊張しすぎずいけよ”、“ガンガン攻めていって良いぞ”というアドバイスを頂き少しホッとした気持ちになる事ができました。
そして、早慶戦当日。いつもより早い時間に寝て、早めに起床し、朝シャワーをすませ朝ごはんをいつも以上しっかり食べ、コンディションは最高潮でした。アップを済ませ、試合会場に立ってみるとどこを見渡しても観客で一杯に埋まっており、さらに気持ちが昂りました。
相手は、南出選手。全国大会にも出場している強者です。はじめと言われ、私は即座にタックルに入りました。奇襲作戦のようなものです。相手はそれに驚き、うつ伏せの状態になりました。その瞬間、大きな歓声が沸きました。この時、ジャイアントキリングを起こせると自分を奮い立たせました。チームメイトや応援団の方々の歓声が五臓六腑に染み渡り、大変勇気づけられました。しかし、そこからは相手も目が覚めたのか、本領を発揮し、少し劣勢になってしまいます。しかし、試合開始直後の動きがもう一度できればチャンスがあると少し体勢が高くなった瞬間に“スパーン”という音がし、気がついたら内股で投げられてしまいました。自分にとって、あまりにも刹那の瞬間であった為、何が起こったのか気がつきませんでした。試合に敗れはしましたが、大変大きな経験を得る事ができましたし、恐らく白帯をし、早慶戦の先鋒戦が柔道人生のデビュー戦となった選手は歴史上いないと思うので、少し誇りに思いました。来年もまた早慶戦の”先鋒”として出場し、今度は勝利できるように精進して参ります。
早慶戦はこの一戦で幕を閉じたのですが、その翌日、私は昇段試験を受けに桐蔭横浜大学へと向かいました。この試験に合格すれば、黒帯を巻ける日が来ると思うととてもワクワクした気持ちで向かいました。そして、無事試験に合格する事ができました。これも、柔道部のメンバーや監督、そして礼法や受け身を厳しく指導してくれた朝飛先生のおかげであり大変感謝しております。現在、自分の黒帯を注文中なので、早く自分の帯を巻いて練習できないものかと今か今かと待ち侘びている状態です。
もう1ヶ月も経過せずに2023年が終わってしまいますが、日々精進して参ります。