こんばんは、慶應杯準備で疲れ切り危うく部員日誌を書かずに寝そうになっていた井口です。本日は実家のソファーで毛布にくるまりながらお送り致します。

さて、3月も気づいたら終わりを迎えようとしています。もう4月だというのに寒いですね、皆様お身体にはお気をつけください。

さて、皆さんは音楽は聞くでしょうか。私はめっちゃめちゃ聞きます。起きてる時間の半分は聞いてると思います。病める時も健やかなる時も常に音楽に支えられてきました。今日はそんな音楽大好きな私の価値観を少し話したいと思います。

私は青春の全てを音楽に捧げた母とラグビー捧げた父のもとに生まれました。もの心ついたころには家中の棚がCDでパンパンになっていたのを覚えていますし、今の実家の壁もCDで埋め尽くされています。そんな私が音楽を聴くのは必然で歌うのも好きです。歌が上手いと豪語している宗広よりも私の方が上手です。最近、と言うかここ2年ぐらいで、自分の中で楽曲という概念が体系化されてきたなと感じています。私は音楽には三種類あると思っています。それは、その曲を聞いた時に①「歌詞がメロディーよりも深く印象深いもの」、②「メロディーが歌詞を超え意味よりもノリが勝つもの」、③「メロディーも歌詞もケンカせず互いに生かし合っているもの」です。それぞれを例を挙げると、①は「マカロニえんぴつ」「back number」「saucy dog」②はHIPHOPKPOP、③は「サザンオールスターズ」「尾崎豊」などなどです。

今回語りたいのは③「サザンオールスターズ」についてです。私は訳あって202312月の頭からサザンにハマりまくっております。それまでなんとなく聞いたことはあったものの歌詞まで味わいながら聞いてみたことはなく、ふと流れていた「真夏の果実」を聞いた時に本当に感動しました。「砂に書いた名前消して、波はどこへ帰るのか」そんな歌詞どうして書けるのか、茅ヶ崎市はどんな教育を施したのか桑田佳祐に聞きに行きたいです。英語や韓国語など他の言語にはない日本語の表現しきらない美しさ、比喩、隠喩、文学的魅力を最大限に抽出し、その良さを消さずとも雰囲気に合った存在感あふれるメロディーで包みひとつの楽曲として完成している、そんな素晴らしさに心打たれました。

今まで①や②の楽曲で誤魔化しながらもどこかしっくりこなかった現代音楽への物足りなさを全て取っ払ってくれました。①の音楽はカラオケで歌ったりする分にはいいですが③に分類されるアーティストの作品と比較すると歌詞が直接的過ぎて万人受けはするが面白くありません。「マカロニえんぴつ」は比較的歌詞が推敲されているのに理解し易くて好きです。②はメロディーが良いか悪いかだけの話で歌詞に意味はないので全くの別物だと思います。よくよく考えてみると私の母も毎年サザンの年越しライブに行くほどのファンで私がその虜になるのは遺伝子的必然だったのかも知れません。最近では寮で聖地茅ヶ崎出身山元あつき、いや、山本あつき大先輩とサザンの歌詞の深さについて語らせて頂いております。最近入寮してきた新一年生の本吉と林にもサザンをたんまり聞かせて信者にする予定です。私のおすすめは「君だけに夢をもう一度」「love affair」「慕情」です。みなさんもぜひ一度歌詞の意味をじっくり味わい考えながら聞いてみてください。

お わ り