こんにちは。文学部2年生の韓俊成です。最近、柔道部の稽古にセルゲイという名の青年がやってきました。彼はフランス出身で、誰よりも柔道に真剣そうな目つきをしている男でした。最初にはあまり興味を持ちませんでしたが、乱取りをだんだん頼み、連取後もたまに話し合いながら彼のことを知っていけば行くほど、良い人だなーと思うようになりました。しかも、彼は塾高の選手たちとも非常に仲が良くて、本当にすごいと思っていました。
私が聞いたところでは、彼は母国であるフランスで柔道を教えていると聞きました。そんな彼にフランスでの柔道の現状を聞いてみると、柔道は人気すぎて、皆自分の子供たちを道場に行かせるそうです。柔道を習わせることによって、単に体を鍛えるだけではなく、子供たちの礼儀が自然に着くので人気が止まらないー、道着もかっこいいー、様々な理由で人気があるそうでした。
勿論、そこまで人気な地域は限られていると思いますが、韓国でも中国でも、しかも遠くのアフリカでも柔道を楽しんでいる人々がいるということは常に僕を驚かせます。、これに対して、セルゲイに理由を尋ねてみると、レスリングや総合格闘技と違い、彼らは柔道の精神的な面に憧れを持っているそうです。心技体や様々な修行的な面が柔道と格闘技を分ける要因になり、日本の文化をよく知っていない遠くの異邦人たちの目にも特別に見えたとのことです。確かに、やっている立場で柔道は単なる格闘技ではないということを思ったりする時があります。
振り返ると、慶應の練習に訪れてくれる外国人の柔道かたち、留学生たちの訪問は「柔道」に対して再考し、彼らにどのように接し、どのような関係を作っていくかという21世紀柔道家としてのマインドセットを養うための立派なチャンスに繋がる大事なものだったということに気づきました。