こんにちは、法学部政治学科一年の木下魁人です。
年の瀬が迫ってきております。毎年この時期になると去年の同時期のことを思い起こします。去年のこの時期、わき目も振らず勉強頑張っていたな、年末を楽しむ余裕はなかったから友達と横浜のヨドバシに行ってはっちゃけたなとか、その他には、能登半島地震や羽田の航空機事故からもう一年かとも思うわけです。しかし、毎年そのように思い起こす度に、一年が過ぎるのを早く感じるように年々なっていることに気がつくのです。あくまで感覚的な話にはなるのですが、今年の一年は今まで感じていたよりも各段に短く感じております。中高六年間を過ごしてきた母校を卒業し、新たな環境である慶應大学に身を置いたからでしょうか。それとも、今まで以上に充実していたからでしょうか。いずれにしても、理由は定かではありません。
幼少期は特に一年をとてもとても長く感じておりました。そのため、幼少期の私は、「世の中には大人として生まれた人間と子供として生まれた人間がいて、一生その関係は続く」というようなわけのわからない考えを持っておりました。もちろん、年齢を重ねるにつれてこの考えは間違っていると認識するようになるのですが。
このように、年齢を重ねるにつれ時間の経過が早く感じられるわけですが、この現象は”ジャネーの法則”で説明できるらしいのです。ジャネーの法則とは、19世紀のフランスの哲学者ポール・ジャネにより確立された理論で、「人生のある時期に感じる時間の長さは、年齢の逆数に比例する」という考えに基づき、「主観的に記憶される年月の長さは、年少者にはより長く、年長者にはより短く感じられる」という現象を心理学的に説明したものです。何やら難しい言葉で説明されておりますが、要するに、子供の頃は全ての物事が真新しいため、刺激的な生活を送ることができ、その分時間が長く感じられる。一方、大人になればなるほど、真新しい物事は減り、既に経験済みの物事のほうが多くなる。その結果、時間が短く感じられるというわけです。(しかし、個人的には、楽しい時間は早く過ぎ、退屈な時間は長く感じられるという現象はこれと矛盾するような気がしてならないのですが、、、一旦脇に置いておきます)
これは、何も時間の感じ方は年齢によって異なるという事実のみを伝えるものではなく、我々は常に新しいことに一歩を踏み出さなければならないということを伝えてくれるのではないでしょうか。既に経験済みの物事のほうが多くなると先ほど申し上げましたが、世界に既に存在する事物に限ったとしても、既に経験済みの物事がそのうちの5割を超えるなぞ天地がひっくり返ったとしてもあるわけがないのです。似たような日常しか過ごさないからこそそのようになってしまうのではないでしょうか。
どちらにせよ、そのいずれが正しいとしても、確実に申し上げられることとしては、「一年は一瞬である」ということなのです。
古来より「光陰矢の如し」ということわざがあるように、月日の流れが早いことは普遍の理であることが分かります。大学一年が一瞬で過ぎた今、残りの三年で何を成すべきなのか。社会的な責任を負ってはいるが負いきってはいないという曖昧な状態の今だからこそ感じられることがあるのではないかと思います。
日常をある一定の枠内に収めるのではなく、自分の心に正直な挑戦をしていこうと決心いたしました。
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昨日と変わらぬ一日がまた過ぎる。
何が嬉しくて何が悲しくてこんなこと繰り返してる?い つかいつの日か。そう言って気がつけばロスタイム。型に はまることなく誰の真似をすることもなくただ僕らしく歩む。たとえそれがケモノミチであったとしても。十字路に出くわすたび迷いもするだろうけど。自分を探す終わりなき旅を僕は続ける。
心の底には “I miss you”.
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自分なりのMr.Childrenからの抜粋・引用です。
以上、ありきたりな内容をさもそれらしく記述いたしました。心新たに日々を進んでいきたいと思います。
皆さま、良いお年をお迎えくださいませ。
終わり