こんばんは。2019年もまもなく終わりますが、4年ぶりにお正月を実家で迎えられることを楽しみにしている、小野佑眞です。この間、父に例年通り日体荏原合宿に参加しろと言われ、思わず笑ってしまいました。さて、高校の時とは比べ物にならないスピードで1年が過ぎ去ろうとしていますが、この1年間は僕にとって非常に有意義なものであったと思います。そこで、軽くこの1年を振り返ってみようと思います。
僕にとって今年は「自分と向き合うことができた」1年であったと自負しております。高校卒業とともに大学柔道部に入部した僕ではありますが、明確な目標もなく、流れに身を任せて塾柔道部に籍を置きました。鏑木先生がいなくなってしまった大学で、己を律して柔道と向き合うことはとても困難な気がしていました。事実、入部後すぐは何ら目標もなくただ、周りに合わせて、過ごしていました。しかし、大学柔道部に身を置き、日々の活動を過ごしていく中で次第と気持ちに変化がありました。その中でも特に大きな要素となったのが、同期の存在です。桐蔭学園出身の須永、インターハイ3番の杉村を始め、僕の代の1年生は強く、その中でも柔道に対する意識は格段に強かったです。そんな彼らとともに過ごしていくにつれ、このままでいいのか、こいつらにおいていかれて良いのかという思いが次第に強くなってきました。そのさなか、塾柔道部は早慶戦に勝利し、個人の実績でも結果を残す選手が多く現れました。心から早慶戦の勝利を喜ぶことができない自分と、このままではいけないという気持ちが一層強くなりました。そこで、僕は自分に足りないものはなにか、ということについて深く考えました。そして、ある点に気がつくことができました。
それは、自分の「柔道に対する意識」の甘さです。ただ言われたことをやる、という認識ではいけない、自分に必要なものはなにか、自分に足りないものはなにか、を考えて日々の稽古と向き合うことの大切さ、勝ちにこだわる姿勢が足りない、ということを同期を通して学びました。
「銀碗裡に雪を盛る」。これは僕がこの間ある方に頂いたお言葉です。この意味は、銀の椀にもられた雪がその陽に輝くとき、雪も銀も輝いていてどちらもとても美しいという様子を表しています。このことから、成功した状態が美しいのではなく、日々努力する、その姿勢こそが美しい、ということ学びました。長い将来のありさまを意識するのではなく、とにかく目先の「柔道」に対して努力する、考えることの大切さを理解し、実行する。これこそが大切なのだ、と思いました、
なんだか堅苦しい文章になってしましましたが、とにかく、この1年間は僕にとってとても重要な、有意義な1年となりました。これからも同期とともに、後藤新体制のもと、「塾柔道部」としてさらなる発展に貢献できたら、と思います。いや、します。
それでは皆さん、良いお年を!!