こんにちは。10月に入り、心地よい秋風が吹くようになり若干の肌寒さも感じるようになりました。また、半年前までは坊主だった自分の髪が目にかかるくらいにまで伸びて、季節のめぐりを感じるばかりです。

さて、先日KONAMIの人気ゲームである「パワフルプロ野球」の新作スマホゲーム、「栄冠ナイン クロスロード」がリリースされました。このゲームでは、プレイヤーが高校野球部の監督として練習の指示や試合の采配を行ってチームを育成しながら名門野球部を目指します。高校球児なので、選手は3年で卒業してしまいますが、毎年新しい部員が入部してくるのでなかなか辞めることができなくなるのがこのゲームの中毒性のある部分だといえます。

僕がこのゲームをプレイして思ったのは、監督業は思うようにいかないことが多々あって大変だなということです。監督は選手ではないので、監督の思っているようにチームが成長しないことが頻繁にあります。選手個人の能力、やる気、信頼も成長するかどうかに関与してくるので、監督はそれを見抜いた上でその選手個人にあった練習法を提供する必要があるのが大変だなと思うところです。

また、ゲームでは試合中に監督がサインを出しますが、選手がそれに従ってくれるかは監督への信頼度で変わってしまうので、常日頃から信頼が得られるようにする必要もあります。柔道でも一緒ですが、最終的に監督の指示に従うかどうかを決めてプレイするのは選手自身なので、監督が一生懸命になって試合会場で大声を出すことにはそんなに意味がないのかもしれません。ですが、従うかどうかと良い結果が出るかは直接的なつながりはないにせよ、チームとして見たときに、監督の指示に従って良い結果が出た時には選手・監督ともに嬉しいですし、その嬉しさを共有することで更に信頼関係を強固にすることができますし、負けるにしても監督の意に逆らって負けるよりは、従って負けた方が後悔は少ないように感じます。

そして、このゲームをプレイしていて一番感じたことですが、勝ったら選手のおかげ、負けたら監督の責任、だけど監督として勝った時、その喜びは選手以上に大きい(逆にいうと、負けた時の悔しさは選手以上に大きい)ということです。自分が何かするわけでなく、目の前で行われることに大きく関与することができないことにもどかしさは感じますが、それもまた監督という立場ならではのものなのだなと思いました。

話は変わりますが、私が小学生の時には宮田監督という恩師に指導を受けていましたが、試合になると頭が真っ白になって、試合中に監督に大内刈りや大外刈りに入れと言われても、ワンパターンの潰れた払い腰ばかりかけていた時期が(結構長く)ありました。あの時、監督が自分に対してどんな気持ちを抱いていたのか、今だったら容易に想像ができます。こんな私のことを一度たりとも見捨てることなく育ててくれた監督には感謝しかないです。

ゲームは楽しくてつい夢中になってしまいますが、勉強が大切なので程々にして、今後も充実した大学生活を送っていきたいと思います。

おわり