こんにちは。1年の山田陸斗です。先日成績発表があり無事に2年生になれそうです。一安心です。来年のこの時期もまた進級の報告ができるよう勉学にも励んで参りたいと思います。ですが、春学期秋学期ともにポロリと落とした単位があるのでその単位を拾いながら前進していこうと思います。

最近少し考えたことがあります。

柔道は感覚でやるスポーツなのか否か。

頭を使い組み手の一つ一つや技をどのように掛ければ相手を倒せるのか頭をフル回転させて考え考えて柔道をやる人もいれば、

生まれ持った体の強さ、柔らかさ、技に入るタイミング、運動神経を駆使して柔道歴など関係なく次々と相手を倒していく人もいます。

どちらの人もいるからこそ柔道という競技は今日も正解がないのだと思います。ですが人間というのは隣の芝が青く見えるように、自分の持っていない能力を持つ人に憧れてしまうのです。ないものねだりですね。

ですが今まで頭を駆使して柔道をやってきた人間がいきなり体が化け物になることは断じてありません。しかし体が出来上がっている人が頭を駆使することはいつからでもできます。これは一般的には不公平だと思われます。僕もそう思います。そんなのずるいじゃないですか。

私はこの不公平さを感じた前者は後者よりも努力を積み重ねないと後者の能力に追いつくことはできないと思います。後者は2つの能力を手に入れた時試合では勝てるかもしれません。しかしそれがいつまでも続くことはないです。なぜなら柔道とは研究して研究されてを繰り返すスポーツだからです。なので後者は勝てるようになった時努力をすることを放棄したらいつのまにか勝てなくなってしまうのです。双方ともに柔道をやっていく上では努力を積み重ねなくては強くはなれない。これが全てです。

ではここで柔道は感覚でやるスポーツなのかともう一度問われたとしましょう。あなたならなんと答えますか。私なら答えになっていないが分からないと答えてしまうでしょう。なぜなら人それぞれ自分の体格、頭の回転スピード、運動神経が違うのだからどんな柔道をやる人がいてもいいと思うからです。  

私自身幼少期の頃は感覚で柔道をやっていました。昔から目が悪く試合の時は相手の表情が何も見えず柔道着を掴んだ時相手の技やら何もかもが分かるというほぼギャンブル柔道をやっていました。ですが、コンタクトを入れて柔道をやってみると戦略や組み手を考えすぎてしまうようになってしまいました。今では行動するより前に考えないと動けないようになってしまったため、年をとるごとに私の感覚で行う柔道はやることができなくなってしまいました。

この感覚と考える力の双方を経験して柔道をやってきたからこそ正解が分からないのです。自分に合った柔道スタイルが昔は感覚だったが、今は違うのかもしれない。はたまた昔から自分では気付いてないが考えて柔道をやってきていたかもしれない。どちらにしても現在は頭を駆使して柔道をするスタイルに変わりはないためその柔道に見合った努力をしなくてはいけないなと思いました。

「努力は必ず報われる訳ではない。だが成功した者は皆すべからく努力している。」

この言葉を知っているでしょうか。この言葉は漫画家森川ジョージさんがはじめの一歩の一コマで使った言葉です。

この言葉が世の中の成功者全てを指していると思います。世の中の成功者は皆に見せる努力をする人もいれば、陰の努力を死ぬほどやっている人もいます。柔道界でも同じです。私の友人に全国大会、世界大会で活躍する方がいますが、彼は飲み会に行っても飲み物はお茶か水、プロテインしか飲まないようにしているからと言ってお酒を一滴も飲みませんでした。何か成功を得る人というのはこのような小さな努力を積み重ねて積み重ねてそれでも結果がでるとは限らない世界で戦い続けているのです。

このような人が全学に出たい、優勝したい、オリンピックに出たいと口に出して言うのは誰もが応援したくなると思います。ですが集合時間に遅刻したり、お酒ばっか飲んでいたり、勉学よりも遊びを優先したりと努力をしていないのにも関わらず前者と同じ目標を口に出して発するというのはどうかなと思います。確かに後者のような生活をして成功を収める人もいるかもしれません。ですがそれはレアケースであり、常人では到底無理です。そのため周りから応援される人間になるためには誰もが認める努力、行動が必ずと言っていいほど必要だと思います。人間という生き物は楽な方に逃げてしまう生き物です。その中で自分の欲望をどれだけ抑制できるか、自分の忍耐力を試すいい機会ではないかと思います。

我々は現在この素晴らしい大学に入学することができ、思う存分勉学に励むことのできる環境下にあります。その上柔道にも好きなだけ取り組むことのできる環境が整っているのです。この環境に身を置けるのも後3年。今が自分史上最高の環境だということを理解して努力を積み重ねていきたいと思います。

今年1年間は来年からの残り2年間を決めると言っても過言ではないほど大切だと自負しています。多方面で活躍をし、結果を追い求めて参りたいと思います。


話は変わりますが最近3年生が就職活動真っ只中で大変忙しそうに思います。これを2年後の同時期に行うと考えると近い未来すぎて怖くなりますが先輩たちみんなが口を揃えていうのが今は自分のやれること(柔道も勉強も)を精一杯やり続ければいいという言葉です。何か一つを力を入れて取り組むことのできない人間は就職活動でも真剣に取り組むことはできないということを表しているのかなと考えましたがどうなのでしょうか。とりあえず目の前の壁を登れるよう頑張ってみます。

これで1年生として書く部員日誌は終わりですが、来年も引き続き自分の意見を発信できる場として活用していきたいと思います。よろしくお願いします。

長くなりましたが本日はこの辺で失礼致します。

 

おわり