お久しぶりです。環境情報学部一年の山中廉です。最近雨が多いです。スリッパを履いて外を出歩くと足がビシャビシャになってしまうので雨はあまり好きではありません。あと雨の日のような湿度が高い状況になるとSFC行きのバスが混雑する上、SFC特有の動物園のような匂いがより強くなります。その点でも雨は好きではありません。バスの本数だけでももう少し増やして欲しいものですね。

さて、今回は昨日と今日の二日で行われている全日本学生体重別選手権大会について書こうと思います。ちなみに私は二日目しか観に行けておりません。私も柔道観戦好きの端くれですから、できれば一日目も観に行きたかったです。二日目の感想を申し上げますと、「面白かった」に尽きます。多少の波乱あり、順当勝ちもありの非常に見応えのある試合でした。稽古があったため準決勝からしか現地で観られませんでしたが、そこからでも現地観戦できて良かったです。その中で私の特に印象に残った選手は、100kg級の濵田哲太選手(日本大学)と平見陸選手(天理大学)です。

まず濵田選手のことから書こうと思います。濵田選手の準決勝の相手は新田朋哉選手(天理大学)で、お互い全日本選手権の畳を踏んでいる猛者同士の対決でした。私がみた感じだと、大枠の優位は新田選手だったかなという印象でしたが、本戦中盤に濵田選手の得意技である背負い投げが炸裂。新田選手が弧を描きながら畳に落ちて技ありを奪い、その後濵田選手がポイントを守り切って決勝進出を決めました。大枠不利な状況からでも一気に勝ちをもぎ取る得意技の大切さを痛感させられました。

次は平見選手についてです。平見選手の準決勝の相手は大霜歩選手(国士舘大学)で、今年と、去年一昨年の全日本ジュニア準優勝者同士の対決でした。本戦ではお互い決定打がないまま試合はゴールデンスコアに入り、長い試合になりました。試合をみていて感じたのは、平見選手の抜群の安定感です。長い時間延長戦をしているとお互い疲れて安定感がなくなってきたりするのですが、平見選手はそれを一切感じさせず、ずっと安定して淡々と相手を詰ませていくような試合運びをしているように見えました。最終的に大霜選手に三つ目の指導が宣告され、決勝へ駒を進めました。濵田選手との決勝戦でも危ない場面はほぼ無く、長時間の延長戦の末技ありを奪って優勝を果たしました。得意技の威力も大切ですが、組手の巧みさや受けの強さなどの安定感もまた同様に大切だと感じました。

今回の経験から刺激を受けて、これからの稽古も精進していきたいと思います。ご精読ありがとうございました。