異常な暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。ご無沙汰しております環境情報学部1年本吉嵩琉です。時の流れは早いもので、春学期が終了しもう夏休みです。春学期は最終レポート3個テスト0個でした。最終レポートは全て期限ギリギリでしたが提出することが出来、「やっぱ人間焦った方がいつもより力発揮できる?」なんて思ってました。「いいえ、そんなことはありません」と夏休みの宿題を初日に終わらせていた本吉少年なら言うでしょう。その頃の計画性のある私に戻りたいです。一方、 日吉キャンパスでは、単位のかかったテストが毎日のようにあったと聞き、テストが1個もなかったなんて言えません。春学期お疲れ様でした。

ここからが今回の本題であります。

今回テストが0個だったこともあり、1年生ながら7/227/24の3日間塾高生の応援と受験生サポートで金鷲旗高校柔道大会へ行かせていただきました。今年は男子団体290チーム、女子団体145チームが出場した高校柔道界最大トーナメントでした。勝ち抜き戦ということで点取り戦とは違う面白さがありました。母校東海大相模は10人抜きを達成し、勢いがありましたが目標である優勝には届きませんでした。大分インターハイでは必ずや優勝してくれると信じています。また、塾高生も格上と言われる相手に対して、果敢に攻め自身の柔道を貫く姿勢がとても印象的でした。そして、母校と塾高に共通して言えることは、とてもチームメイトや保護者の方の声援が心ひとつになっていたというところです。2校ともとても柔道に対する熱を感じ、刺激的でした。その後、九州三田柔友会懇親会にも参加させていただき、九州でご活躍されている先輩方や塾高生の保護者の方々と共に福岡料理を沢山いただきました。まず1年生で参加出来たことがレアケースでしたが、来年からも参加させていただき、4年間フル出場したいです。そう思えるほど、素晴らしい会でした。ありがとうございました。

話は変わりますが、私の1つの趣味として格闘技観戦があります。格闘技好きとして、7/28に行われましたRIZIN48朝倉未来vs平本蓮は試合が決定した時からの楽しみで当日に近づくにつれワクワクが増していました。本当は現地で観戦したかったのですが、超人気のため叶わずリアルタイムのPPVで観戦しました。観戦前の予想というか希望は「どちらも負けて欲しくない」という複雑な思いでありながら、前評判からも勝負論がある面白い勝負になるんだろうなと思っておりました。そう思えたのは、どちらも華がある選手でありビックマウスでありながら、有言実行してしまうスター性に人々は引かれるからなのかなと思っていました。そして、その試合の結果は、平本蓮選手の1RTKO勝ちでした。私も含め一緒に見ていた友人全員が唖然として、言葉が出ない程の衝撃的結末でした。この試合から、やはり勝負というのは言葉の通りで勝ちと負けがはっきりとし、曖昧な決着を許さない残酷であり美しいものであると思いました。会場が熱狂の渦に包まれながらも、絶望していている選手もいる。そんな情景がたまらなく好きです。わかりますでしょうか。早く格闘技の聖地埼玉スーパーアリーナの最前列で観戦したいものです。

そして、この「スター性」といえば、先日行われたパリオリンピック柔道混合団体決勝代表戦におけるテディ・リネール選手がタイムリーなのではないでしょうか。抽選が始まった時誰もが90超に止まることがよぎったでしょう。私も絶対にそうだと思い、案の定そうでした。しかし、これを仕組んだといって炎上しているのは選手に対しての冒涜でしかないと思います。90超に止まるとよぎった理由はリネール選手がそれほどもっている選手、もっている漢なのではないかと自然と思わされたからなのです。つまり、彼は英雄になるべくしてなっているということだと思います。一本で投げたあとに拳を突き上げたあの姿は僕のヒーローアカデミアの絶対的ヒーローキャラクターであるオールマイトを彷彿とさせるものがありました。負けてしまった日本代表選手団ではありますが、インタビュー時に謝る選手に対してアナウンサー全員が「謝らないでください」と言っていて、そのシーンがとても印象的で、本当にその通りだなと思いました。柔道発祥の地日本として、金メダルが義務付けられているようなプレッシャーの中戦っていた日本代表選手団は私たち全ての柔道家を始め、全ての日本国民に感動を与えてくれました。そんな柔道の歴史に残るような1戦をテレビ越しではありますが、リアルタイムで見れたことは幸せなことでした。

今回はこの時点でなかなか長くなってしまったためここら辺にして長期オフのことは書かないことにします。あえて長期オフについて一言書くなら「石川県はいいところ!」です。

ご精読ありがとうございました。