失礼します。文学部1年の岡崎です。
8月12日から16日まで長野県で合宿がありまして、スキー場のゲレンデを走ったり他大学と稽古に励んだりしたわけですが、それとは直接関係のないお話をしようと思います。
この合宿自体は、塾高時代からお世話になっており、今年で4年目ですが、1年目で慣れておらず、一番体力的にも精神的にもつらかった時期に、とある曲にドはまりしておりました。その曲はインディーズの人の円盤化すらされていない、ただの弾き語りですが、当時狂ったように何度も聴いていました。
その曲は今も私のメディアプレイヤーの中に入っています。
当時ほど聴く頻度は減ってしまいましたが、今でもその曲を聴くたびに、当時のことが鮮明によみがえってきます。筋肉痛に苛まれながら硬い布団に寝転がって休憩したことも、走り過ぎて股ずれに苦しめられたことも。
その辛かった思い出を曲とともに振り返ると、なんだか今を頑張ろう、という気持ちになれるのです。ノスタルジーに浸りながら、今の自分に問いかけることができるんです。もっと頑張れるんじゃないか、と。
音楽と思い出はセットになっていると思うんです。とある曲を聴けば、とある思い出が浮かぶでしょうし、一つの記憶を取り出せば、あの一曲のメロディーも微かに聴こえてくるでしょう。
いつも聴いていた曲を聴く度、過去の自分と対面します。あの時はどうだったか、そして今の自分はその時からどうなっているか。時には辛いことや目を伏せたくなるような記憶に会うかもしれません。だけどそれはとても大事なことだと思うのです。
きっと、今ハマっている曲も、数年後かには思い出と共に私に聴かれていることでしょう。その日を心待ちにしながら、一日一日を、地に足つけて頑張っていこうかなと思います。
最後に、例の高1の夏、よく聴いた曲の一番好きな部分で終わりたいと思います。
ぬるいサイダー 僕のせいだ
美味かないが ちゃんと飲んだ
そしていつか、、