失礼いたします。甚だ僭越ながら自己紹介させていただきます。私本年度慶應義塾体育会柔道部並びに慶應義塾大学商学部1年の加藤すみれ(かとうすみれ)と申します。以後よろしくお願いいたします。

出身校は慶應義塾女子高等学校で、東京都出身です。幼稚舎、中等部、女子校とバスか徒歩での通学だったため6年間通った三田から離れ、日吉に通うことに憧れと期待でいっぱいだったのと共に初めての電車通学に緊張しておりましたが、入学して1ヶ月が経過し日吉にも電車通学にも慣れてまいりました。土曜日の柔道部終わりにひようらを歩いていると美味しそうな飲食店が多く2年間で全て通い尽くせるか不安です。

今回は、私がなぜ柔道部マネージャーを志望したかを私の経歴とともに書かせていただきます。

私が柔道と出会ったのは幼稚園生です。元々祖父の加藤順介(昭和35年卒)が慶應体育会柔道部出身だったことや幼稚舎生に柔道を教えて下さっていた清水健先輩が私の父と幼稚舎からの同級生であったことから4個上の兄が先に柔道を始めていました。私は寒稽古や暑中稽古に父と見学に行っており、幼稚舎に入ると自然と柔道を始めました。最初は兄と同じ習い事を出来るのが嬉しかったのですが兄が卒業したあとの小3は毎週土曜日が憂鬱に感じる時もありました。しかし、高学年になると練習中の乱取りで下の学年の男子には勝てることも増え、投げることの楽しさを感じ始めました。また、同い年の女子部員が私の他に3人おり、3人とクラスが違い幼稚舎ではあまり話す機会がなかった私は毎週土曜に4人で集まるのがとても楽しかったのを覚えています。中等部で柔道部に入ることを意識し始めたのは小6の夏頃だったと記憶しております。土曜の練習には中等部柔道部も参加しており、入道先輩や幼稚舎の1個上の女子の先輩もいましたが、てっきり中等部では同期4人とも柔道はやらないのかと思っておりました。しかし、それぞれ自分のやりたい部活と兼部で柔道部も入らない?という話になり、1人は兼部が難しいので断念したのですが3人で柔道部に入部いたしました。私は他に、ダンス部と美術部に入部いたしました。幼稚舎では柔道の基本の礼儀や受け身ばかりやっていましたが、中等部になってからはより実践的な投技、足技、寝技を学びもっと強くなりたいと言う気持ちも大きくなっていきました。コロナウイルスの影響等もあり3年間で何か大きな結果を残す事は出来ませんでしたが中学卒業のタイミングで黒帯に昇段することが出来たのは3年間で関わってくださった多くの先輩方のご指導やサポートのおかげでしか無いと思っております。女子校は柔道部が無かったので新しいスポーツを始めようと中等部のダンス部で仲良くなった友人達と共にゴルフ部に入部しました。同じく今年度マネージャーとして入部した三好桜子(みよしさくらこ)も同じくゴルフ部に入部し、中等部でも仲は良かったですが共に柔道部マネージャーになるほど仲良くなったのはこのゴルフ部の存在が大きかったと感じております。高3になり周りが大学で様々な体育会に入るという話が出始め、私も何か体育会に入りたいと思い始めた時、真っ先に柔道が頭に浮かびました。というより、ずっと頭のどこかに柔道があったように思います。9月には入道先輩に連絡し入部の意思は固くなっておりました。冬には寒稽古にも誘っていただき、高校最後の期末試験中にも関わらず朝早くから綱町道場に行きました。久しぶりにお会いする先輩方や幼稚舎の後輩達が中等部柔道部に入部していたりと、とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。4月1日に大学に入学し、2日の朝には柔道部新歓に三好と伺い、3日は練習見学にも誘っていただき他の先輩マネージャーの皆さんとお話ししてどんどん柔道部が好きになっていきました。先日、愛理(水野愛理 みずのあいり)が入部した事で同期のマネージャーも3人に増え、今では柔道部の一員として、またマネージャーの一員として楽しい毎日を過ごしております。

長くなってしまいましたが、ここまで読んで下さり誠にありがとうございます。

最後にいつも明るく私たちを気遣って下さる先輩マネージャーの実里留さん、花さん、美緒さん、芽吹さん。沢山話しかけてくれる同期のみんな。そして強くてかっこいい先輩方。幼稚舎、中等部で私に柔道を教えてくださった沢山のOBOGの方々、友人全員に私が柔道部に入ったことを嬉しそうに話している祖父に感謝を伝えたいと思います。本当にありがとうございます。今後とも至らない点ばかりですがご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。