更新が遅れまして申し訳ありません。2年の山根です。
先日同期の中山がその文才を遺憾なく発揮した部員日誌を書いてくれました。彼の才能に驚くと同時に、彼の観察眼の鋭さにも感嘆してしまいました。そこで観察眼の鋭さなら右に出る者はいないと言われているこの私も、少しばかり本気を出してみようかなと思います。文才には期待しないで頂きたいです。しゃす。
普段の稽古の状況…
まずは整列から始まる。生田さんの頭を上げ下げするスピードが半端ない。痛む膝と足首を庇いながら私も深々と礼をする。
ランニング。安藝主将のかけ声に気合いを込めて返事をすることでその日のモチベーションを無理矢理高める。そんな中、少し向こうでハイテンションで飛び跳ねたのは菅原先輩だ。そんな菅原さんの専門種目は長距離らしい。走りながら利國先輩の道着の黒いシミが気になる。それ、なんなんですか。
体操。同期の田島が眉間にしわを寄せながら前で一生懸命声を出す。彼は親切心の塊らしいが、実際はただの鼻水ヘルニア野郎である。した。そして最近体操のときにスクワットが取り入れられた。帯をほどき、両手でピンと張って持って行なう。おや?安藝先輩と宮本先輩が帯をほどいていない。ちょっと…。と思ったら後ろにかけてある赤帯を使ってスクワットを行なっている。しこいな〜。さらに回転運動の前に「蜘蛛」と呼ばれる運動を行なう。地面を這うようにして進み、体幹を使う運動だ。前後行なうのだが、後ろに進む時の名物となっているのが辻先輩の蜘蛛だ。あの強さからは想像も出来ないほど、手足がめちゃくちゃに動く。逆にこちらとしては再現不可能なほどにめちゃくちゃに動くのだ。今度本当にわざとじゃないのか聞いておこうと思う。
打ち込み。同期の渡邊とやたら目が合う。「した。」と目で語りかけられている気がする。おい猪狩、集中させろ。私は打ち込みパートナーの中山といつも通りのパターンで打ち込みを行なう。たまにぶち投げてやる。嬉しそうなのでこちらとしても一安心だ。ちなみに私は同期の佐藤てつろうの大外刈りの打ち込みの時の顔がツボである。どこ見てるんだろう。
乱取り。私はいつも通り安藝先輩と生田先輩に可愛がって頂く。周りに目を向けてみると、大物ルーキーの長田がその長い手足から繰り出される必殺の大内刈りで人々をなぎ倒している。私も足が今より6センチ長ければ100倍強かったと思う。向こうでは後藤先輩が白鳥先輩をかち投げている。さすが世界ジュニアチャンピオン。あの笑顔であのえげつない技をかけられれば、私と同期の白鳥先輩もひとたまりもないようだ。失礼しました。ひときわ大きな声で場を盛り上げるのが近藤先輩である。近藤先輩のかけ声は「しゃらーい!!」と私には聞こえる。おや、あちらで激しく畳に叩き付けられたのは同期の井上だ。お相手は郡司先輩。あの内股で投げられ立ち上がる井上の顔はそれはそれは真っ赤である。頑張れ、山犬。
一本取り。同期の佐藤あつき(通称あったむ)と組む。軽い。可愛い。あ、一本取れなかった。「うぎゃー!」とか言いながら、この子は力が強い。あちらこちらで投げる音が聞こえてくる。相手を投げることこそ柔道の醍醐味であり、全員が一本を取ろうとするこの練習こそ醍醐味を味わうことが出来る。中沢先輩の思い切りの良い大外刈り、好きですよ。
そんなこんなで全てのメニューが終わる。あれ?練習前あんなに完璧なテーピングを肩に施してあげたのに、同期の大畠の道着が乾いている。上でトレーニングをしていたようだ。おい、時間とテーピング代返せ。復帰したらボコボコにしてやる、と密かに誓いながら整列する。
といった感じで毎日練習に励んでおります。部員数が多く全員分を書くことは出来ませんでしたが、私は全員の特徴を把握しているつもりです。
これからも楽しく元気よく怪我をしないをモットーに頑張っていきたいと思います。した。