こんにちは。澁沢です。
最近の僕は『いだてん~東京オリムピック噺~』を楽しみに、毎週日曜日を迎えています。1964年、日本で開催された東京オリンピック実現までの、人々の奮闘を描く大河ドラマです。小難しい雰囲気が嫌で、大河ドラマを毛嫌いしてきたのですが、なんでも挑戦してみるものですね。主人公・金栗四三の幼少期を演じる男の子がかわいいです。宮藤官九郎さん脚本の作品は間違いないということもわかりました。とりあえず観てみてください。我が家には録画もございます。是非。
柔道の創始者である嘉納治五郎先生も、重要人物として登場します。日本スポーツ普及のパイオニアである嘉納治五郎なくして、東京オリンピックを語ることはできません。「柔道の父」が「日本の体育の父」でもあるということは、誇らしいことです。
パイオニアつながりでいうと、先日、日本柔術界のパイオニア・中井祐樹先生をお招きし、寝技の講習会をしていただきました。失礼を承知で言わせていただきますと、中井先生、見た目は本当にただのおじさんなのですが、ヒクソン・グレイシーと死闘を繰り広げたことでも有名な、正真正銘のパイオニアです。塾高時代にも一度、ご指導いただいたことがあるのですが、こればかりはご縁に感謝です。
中井先生にご指導いただくと、技術の新しさというより、基本の徹底に裏付けられた安定感を感じます。凡事徹底ですね。これを「つまらん」と思うか、「基本もできてない自分萎え」と思うか、分かれ道に立たされております。
最近の柔道部では、柔術の他にもレスリング、ダンス…と、様々な分野から講師の方をお招きし、講習をしていただいています。(余談ですが、日誌係の岡崎くんはダンスで意外な才能を発揮していました。チャンスがあったら見てあげてください。)実際に技術を教えていただいても、お話をうかがっても、一流の方々から見えてくる共通点は「量」です。競技にかけてきた労力、時間、執念…。マジモンの変態(褒め言葉)だと思います。「本物」の技術はもちろん、こういった部分も勉強し、自分のものにしていきたいと思います。
さて、録画した『いだてん』を消化しながら日誌を書いているのですが、世界レコードを破った主人公が、オリンピックには出ないと言い始めました。日誌を書いてる場合じゃないので、このあたりで失礼致します。