こんにちは、最近暑すぎて食欲が止まらない井口です。本日はSFCの全く冷房が効いていない教室からお送りします。

先週1週間朝5時から3時間近く練習する暑中稽古が行われました。なかなか体が追いつかず厳しい5日間でしたが乗り切ることができました。OBの皆様方におかれましてはお忙しい中、土日平日の早朝にも関わらず80分もある乱取りに参加して頂き有難うございました。とても久しぶりに依田先輩にお会いできて嬉しかったです。絃希さん、次こそは乱取りお願いします。

さて、暑中稽古の前週の日曜日、東京都ジュニアが行われました。私は残念ながら早生まれではないのでこの試合には出場できませんでしたが中学校の時の同期が試合に出ていて少し羨ましく思いました。去年、7キロ減量してヘロヘロになりながら一回戦で吹き飛ばされた時から必死に増量し、自分はどこまでやれるようになったのか試したいなと少し考えてしまいました。後輩たちの試合はどれも胸が熱くなるものばかりで、2年生の去年の都ジュニからの目を見張る成長と、1年生の格上にも一切引き下がらない果敢な勇姿に自分の気が引き締まりました。特に打ちパの真田康志郎は1回戦、2回戦と得意の内股で快勝し3回戦でも攻めの姿勢を崩さず最後まで戦い抜きました。

彼とは毎日打ち込みをして毎日乱取りをしますが、手本にしたい部分があります。それは、緻密に考えて練習することです。もちろん全員が何かしら考えて練習していると(何も考えずに練習するのは逆に不可能)思いますが毎日毎日練習を繰り返す中で、疲れが溜まってきたりすると思考停止してしまうことあります。そんな中で、彼はどんな状況でも明るく楽しそうに、だけど真剣に打ち込みを始めます。様々なシーン、パターンを想定する打ち込みは多くの人が行うと思いますが、彼の場合それが乱取りで忠実に再現されているなと感じます。「あの打ち込みはここで使うのか!」と言いたくなるほど、まるで進撃の巨人の伏線回収のように、それがただ打ち込みを受けているだけの私にも分かるぐらい鮮やかに反映されています。まだまだ可愛い1年生ですが学ぶことが多いです。

先日、丸山城志郎選手が日吉道場に講習に来てくださった際に、考えずにやる打ち込みは1000本やっても意味がないと言っていましたが、名門東海大相模に練習に行かせていただいた際に水落先生が全く同じことを仰っていました。私ももっと細かく考えて練習は頭から尻尾まで繋がっていると考えて練習に取り組みたいと思います。

お わ り