今年度主将を拝命致しました。慶應義塾大学商学部3年の藤井大志と申します。

入学した当時主将だった中内先輩のカリスマ性と誰よりも練習に励むかっこいい姿に憧れキャプテンを志すようになり、杉村先輩と都倉先輩2人の偉大な先輩方からバトンを受け取りチーム藤井が始動しました。

さて、今年のスローガンについてご紹介します。今年のスローガンは「ONE TEAM」です。こちらの意図としてはチームが一つになってこそ強固な組織なるという考えからこのスローガンを掲げました。今年行われましたラグビーW杯日本代表もONETEAMを掲げ、数々の奇跡を起こし、我々国民に感動と勇気を与えてくれました。私たちもチーム一丸となって日々の稽古に励み、来年こそは強大なる宿敵・早稲田大学に勝利できるよう精一杯精進してまいります。

次に主将としての個人の目標をお話しさせていただきます。

1つ目は「結果を残す」ということです。歴代の先輩方も試合を通じて、チームを勝利に導き背中で後輩達に頼れる姿を見せてきてくれました。私も勝って先輩の意地を見せられるよう誰よりも練習に励んでいきます。

2つ目は学生柔道人生ラスト1年。「毎日を大切にする」ということです。正直、今までなあなあに過ごしてしまう日もありました。頑張ると言っても心のどこかでしんどいなと妥協してしまう日もありました。試合で負ける度にあの時の一本の乱取りをすれば、トレーニングで追い込めばと思うことばかりでした。本当に後悔しています。しかし、ラストの一年もう一回は通用しません。自分がとっている行動が勝ちにつながる行動なのか常に考え、1日1日を今まで以上に大切にしようと思います。

そして、3つ目。「後輩達に後悔をさせない」ということです。上記した内容にもありましたが、私はうまくいかないことばかりで後悔することも多かったです。そんな思いは絶対後輩にさせてはいけないと思っています。後輩達にとって最高の一年だったと胸を張って言えるそんなチームを作りあげていきます。そのために一人一人に寄り添い、真剣に向き合っていく所存です。

最後に、私には歴代主将である中内先輩のようなカリスマ性や杉村先輩の優秀な頭脳、都倉先輩のような大きな体は僕にはありません。ただ、柔道に対する真剣な想いや塾柔道部を愛する気持ちは誰にも負けないと自負しております。ラスト1年全力で駆け抜けます。その一年を完遂するためにはみんなの力が必要不可欠です。「ONETEAM」で全員で頑張っていきましょう!