新年明けましておめでとうございます。昨年中は大変お世話になりました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
ご無沙汰しております。商学部1年の都倉です。今回は地元大阪からの更新になります。
やはり久しぶりに帰る実家は最高ですね。
このようなご時世なので外出は極力避けて、家でまったりと過ごしたいと思います。
今年は大学入学の年ということで、ただでさえ盛り沢山の一年になる予定でした。しかし、そこにコロナウイルスによる自粛生活などが加わり、誰もが初めて経験することばかりの色々な意味で忘れられない一年となりました。
新年早々の更新ということで時期的にもちょうど良いと思うので、今回の日誌では2020年を振り返って反省するとともに、2021年の抱負を考えてみたいと思います。自己満足になってしまいそうですが、よろしければお付き合いください。
1〜3月
2020年は受験勉強でスタートしました。お正月も特番を見たり、初詣に行ったりすることもなく、ひたすら勉強をする日々でした。
初めての受験ということもあり、人生で1番勉強した期間だったと思います。その甲斐あり、念願の慶應義塾体育会柔道部に入ることができました。本当に良かったです。
受験期の個人的に面白かったエピソードとしては、人生で初めて人並みに冬の寒さを感じるようになったことです。僕は昔から体が大きかったので、冬でもそんなに寒いと思ったことがありませんでした。しかし、受験期はそうもいきませんでした。柔道部を引退してから、体重は20キロも増えていたものの、その内訳は全て脂肪であり、筋肉は落ちてしまっていました。そのため、保温はできるのですが、発熱をすることができず、人生で感じたことのない寒さに驚かされました。18歳にして初めて、標準体型の人の気持ちを少しだけ理解することができました。
有難いことに、今年の冬は落ちた筋肉も少しずつ戻り、ミートテックが復活したのであまり寒さを感じていません。
受験はかなり辛かったですが、とても貴重な経験でした。ここまでは妥協せずに努力し続けることができていたのかなと思います。
4月〜7月
3月22日に六徳舎に入寮させていただき、大学の練習に参加し始めたものの、コロナウイルスによりすぐに練習が中止になってしまいました。
僕も4月1日に、入寮後わずか10日で帰省することになりました。おそらく帰省最速記録です。8ヶ月ぶりに練習をした際には、自分の体が自分のものではないような感じがしました。増えすぎた体重のせいですぐに息が上がり、腰も回らず、力も入らず、乱取りを2、3本こなすのがやっと、という状態でした。時間の残酷さを感じるとともに、これからの競技生活に強い不安を感じました。
実家に帰ってからは軽いトレーニングをしたり、初めてのオンライン授業というものを受けたり、散歩をしたり、本を読んだりしていました。
久しぶりに時間に余裕を持って生活することができ、そこまでストレスを感じずに過ごせていました。
しかし、せっかく大学に合格したのに、PCと睨めっこしながら課題をこなすのはまあまあ辛かったですね。
この期間は部としての活動はオンライントレーニングとミーティングぐらいしかすることができず、ほとんど慶應柔道部の一員になったという実感は湧きませんでした。僕個人としても、ハードにトレーニングや練習をすることはありませんでした。振り返ってみると、もう少しできることがあったのではないかと少し反省しています。
ですが、暇だったこともあり、様々なことについて深く考えることができた期間だったと思います。そういった意味では、自粛期間も悪くなかったですね。
8月〜12月
段階的に日吉道場の利用が許可され、練習が再開されることが決まりました。それに合わせて僕も7月31日に六徳舎へと戻ってきました。振り返るとこれが4ヶ月遅れの大学生活のスタートですね。夏休み中はほぼ毎日午前に練習をして、ひようらでご飯(ひようランチ)を食べて午後にトレーニングという流れでした。久々の柔道はやはり楽しく、徐々に体の調子が戻っていくのがとても嬉しかったです。そんななかで、篠原大先輩のご紹介で、日吉の名門「魚よし」でバイトを始めさせていただいたり、同期と色々なところ(ほとんど田舎)に遊びに行ったり、先輩方にご飯に連れて行ってもらったりとプライベートもとても充実していました。
夏休みが明けても、授業が始まったり、初めての部内戦があったり、となにかと忙しい日々が続きました。そして、初めての早慶戦でも勝つことができました。
こうして振り返ってみると、充実した1年間だったように思えます。しかし、どこかやり切れなかった一年でもあったように思えます。早慶戦以外の試合がなかったので、結果として突きつけられていないだけで、練習の量も質も、私生活の過ごし方も、試合で勝つためには足りない部分があったのではないかと思います。
4限まで授業があるからといって、自主トレーニングをしなかったり、次の日がオフだからといって夜更かしをして昼まで寝たり、筋肉痛だからといって練習で出し切ることができなかったり、と小さな妥協をいくつも積み重ねてしまいました。また、自分自身と向き合うという作業も足りていなかったと思います。卒業するとき、どのような人間でありたいか、将来どうなりたいか、を考えながら、今から行動していかなければなりませんね。
そして今年の4月には後輩が入ってきて、先輩方に頼ってばかりではいられなくなります。
先輩方のようにうまくはいかないかもしれませんが、頼られる先輩でありたいと思います。
そのためにも、これからは自分自身のことだけでなく、組織全体のことまで考える癖をつけていきたいです。
ここでようやく、新年の抱負について語りたいと思います。
まず、具体的な目標としては、個人戦では東京都ジュニアで入賞すること、団体戦ではレギュラーに入り、ポイントゲッターとして活躍することです。この2つの目標は僕の現時点での実力を勘案すると、無謀な目標かもしれません。
実力だけでなく、努力も足りていないと思います。なので、この部員日誌で決意表明をすることで自分にプレッシャーをかけて頑張りたいと思います。僕は無駄にプライドが高く、カッコつけてしまう癖があるので、今まで具体的な目標を周囲に公言することはなるべく避けてきました。しかし、このままではずっと目標を達成できないまま終わってしまいそうなので、やり方を変えてみました。
また、今までの人生を振り返ると、大きく成長することができた時期にはある共通点が存在することに気付きました。それは何かに対する「憧れ」があったということです。言い換えると、憧れの存在に近づくために努力をしていたということです。例えば、2つ上の道場の先輩に憧れて猛練習をしていた小学生時代や、慶應柔道部に憧れて猛勉強をした受験生時代などです。
今年、大きく成長するためにも憧れを見つけ、それに近づくためにひたすら努力をしていきたいと思います。
最後に、2020年を総括すると、本当に人に恵まれた年だったと思います。沢山の人々との出会いがあり、そのどれもが私に何らかの気づきを与えてくれるものでした。そして、その出会いの大半をもたらしてくれたのは慶應柔道部だったと思います。自分がこのような素晴らしい組織に所属させていただいていることに感謝して、少しでも貢献し、恩返しをしていけるように精進していきたいと思います。今年も変わらぬご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
おわり