ご無沙汰しております。商学部三年の都倉です。
秋学期が始まり、気温もだいぶ秋らしいものとなってきました。季節の変わり目に風邪などひかれませんよう、皆様におかれましてはくれぐれもご自愛ください。
夏休み最終日は、大学入学時から目標としていた全日本学生でした。結果は一回戦負け。
全国で勝つことの厳しさを身をもって実感しました。応援していただいた皆様におかれましては本当にありがとうございました。調子は良かったのですが、実力が圧倒的に足りず、清々しいくらいの完敗でした。この悔しさを忘れることなくさらに稽古を積み重ねて、来年こそは上位進出できるよう頑張ります。とはいえ今週末には尼崎が控えており、来年は・・・などと悠長なことを言っている暇はありません。目の前の試合に集中して、持てる力を全て出し切り、チーム杉村悲願の全国ベスト8入りを達成したいと思います。応援のほど宜しくお願いいたします。
今回は私の座右の書を紹介させていただきたいと思います。ずばりタイトルは「自分の中に毒を持て」です。これは慶應の大先輩でもある芸術家の岡本太郎氏が書かれた本です。
私とこの本の出会いは、今年の8月ごろです。いつも通り、額に汗をかきながら、鼻息荒く日吉の天一書房を物色していたところ、真っ赤でド派手なパッケージの本が目に入りました。近づいてよく見てみると、私のフッド(地元)である吹田市のシンボル「太陽の塔」の作者である岡本太郎氏の本ではないですか。しかも、タイトルは「自分の中に毒を持て」。
変なポーズで「芸術は爆発だ」と叫んでいるヤバいおじさんのイメージと相まって、俄然興味が湧いてきました。なけなしのバイト代をはたいて即購入し、帰路につきました。
正直、読み始める前は、意味不明な妄言が書き連ねてあったらどうしようと不安な気持ちもありました。しかし、読み始めてみるとその内容は読む前の不安など軽く吹き飛ばすほどの素晴らしいものでした。説明すると、20,000字を軽く超えてしまうので詳しくは書きませんが、全力で生きる勇気が湧いてくる本でした。皆さんも読んでいただくと、岡本太郎さんの生き様や哲学のかっこよさに感嘆すること間違いなしです。また、岡本太郎さんに対するイメージも180度変わると思います。是非ご一読あれ。
特に印象に残っている言葉は、「挑戦した不成功者には、再挑戦者としての新しい輝きが約束されるだろうが、挑戦を避けたまま降りてしまったやつには、新しい人生などない。」です。色々と刺さるものがあります。私も挑戦し続けたいと思います。ちなみに、同期の平山には既にこの本を渡しておきました。彼が岡本太郎信者になる日もそう遠くはないでしょう。
話は変わりますが、あと少しで、四年生が引退してしまいます。一番長く活動を共にさせていただき、一番お世話になっている先輩方の引退は寂しいですし、もうすぐでいなくなってしまうという実感も湧きません。残り短いですが、偉大な先輩方の良いところを少しでも吸収できるよう頑張ります。何より、早慶戦四連覇という最高の形で先輩方を送り出せるよう、「総力戦」を胸に刻み込み、全身全霊で戦い抜きたいと思います。応援のほど宜しくお願いいたします。
追伸
最近 BoseNC700という最強のヘッドフォンを買いました。柔道部では、小野先輩とピーダーセン先輩と私が所有しております。音質・ノイズキャンセリング・デザインどれを取っても一級品でQOLが爆上がりしています。衣笠先輩を筆頭とするSONY派(衣笠先輩 野上 成宮)との派閥争いが激化しております。ヘッドフォン購入をご検討の方はBose Brothers(小野先輩 ピーダーセン先輩 私)までお声がけください。
おわり。