こんにちは
文学部2年の ハン ジュンソン です。ここ最近、僕はひどい疲れや怠さなど、体に大きな違和感を感じていました。そして、後で分かったのですが、それは脳震盪と日本の季節性疾患である「5月病」のせいでした。
本日は、そのひどかった疲れやだるさを乗り越えるために、僕が1ヶ月間やっていたことに対してお話しさせていただきたいと思います。
「脳震盪」
もう少し詳しく言いますと、僕は4月13日、朝飛道場での乱取り途中、脳震盪が起こりました。頭を打った後、すぐ自力で脱衣室に入って壁にもたれて安静を取りました。ところが、ふっと状況を冷静に判断しようとしたら、自分がどうやって脱衣室に入ってきたのかが分からなくなりました。本能的におかしさを感じ、僕はすぐ携帯のメモ帳を開いてみました。メモ帳には、授業で取ったメモや日記などが書いてあります。そして、数日前からのやつは全部、まるで他人のメモを見ているかのように覚えられず、ものすごい違和感が感じられました。
時間が経つにつれて、記憶は徐々に戻ってきましたが、何となく怠くてぼんやりしている状態が続きました。恐らく、僕とたまにおしゃべりをするミンと楓は気づいてたかもしれませんが、テンションが上がらないというか常に無神経な状態になりました。いつも通り、学校で偶然に友達に会っても微笑みながらおしゃべりをすることもできず、まるで人格が変わったようでした。(調べてみたら、脳震盪の後のこのような症状は長ければ一年も続く場合があるそうです。)
「5月病」
しかし、異常はここで終わらず、踏んだり蹴ったり「5月病」にもかかってしまいました。怪我の後から、自分の留学生活に対しての反省、母国にいる家族や友達のこと、今後のことなどを考えることに夢中になったのです。当然、そこには後悔や自責も伴い、かなり落ち込みました。これも後で調ベてから5月病であることが分かりました。
「克服」
そこで、このままではヤバいと思い、僕くは対策を組みました。それは日本に来て以来、ずっと同じであった生活パターンに大幅に変化をもたらすことでした。今までは行ったことのない町に行って散歩をしたり、節約のためにお弁当を作って登校したり、勉強をする時にはカフェではなくてマックで120円のドリンクを頼んで3時間座っていたり(これはマックさんに申し訳ないと思っています)しながら徐々にバリエーションをもたらし始めました。
さらに、頭の具合が良くなってからは大食いや飲酒を楽しみ始めました。東急線のとある駅に好きな二郎系ラーメン屋がありまして、ますます大きなサイズに挑み、やがておい飯まで頼んだりしながら、大食いの修行をやり始めたのです。(大食い文化とかだけではなくて、味としても二郎は早く全世界に伝えるべきだと思います)そして、お酒のことは、前より真剣な姿勢で「酒」に向き合うようになりました。外から見てもプローの常連さんたちしかいなさそうで、入りづらい店に勇気を出して入り、マスターと常連さんにお酒の知識についてにちょこちょ聞いてみたりしました。おかげで、日本の焼酎の魅力を知ってしまい、今は完全にハマってしまいました(チャミスル、バイバイ)
しかも、そうしていたらいつの間にか隣のおじさんたちとも仲良くなり、前は僕の分まで奢ってもらったりもしました。とても楽しく、温かい経験でした。また、酔った勢いで何年間連絡をかけられなかった中学時代の同窓に連絡をかけ、楽しく昔話をしました。
「結果」
とても新鮮で楽しい刺激で満ちたせいなのか、疲れやだるさが随分治りました。
また、体調を回復させてくれたこと以外にも大事なことを学びました。普段の同じ動線に固定されていた生活パターンから少しだけ視線をそらすと、やはり今までとは違うチャンスや面白さがあり、ずっと誰かにそうするようにさせられたわけでもないのに自分が自らをつまらない日常に導いていたことに気づいたのです。
「皆さんに」
皆さんも、もし脳震盪または5月病にかかってしまい、どうしても症状が治らないときはこのような方法を試してもらいたいと思います。勿論、脳震盪は受け身、5月病は前向きな考え方だけでも十分に予防できると思います。しかし、とある運命の悪戯により、結局かかってしまいましたら、かつての生活パターンを覆し、新しい世界に足を踏み込むこともお勧めします。
そして、平和な日常を過ごされている方々も、試してみたかったがやる気が出なくてやっていなかった、各自の「そのこと」をぜひやってほしいです。