こんにちは、五十嵐です。

緊急事態宣言が発令されてから早いもので1ヶ月半が経とうとしています。皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

私はというと、オンライン授業が始まり徐々に学生らしい生活リズムになりつつあります。しかし、このオンライン授業というものが大学も私たちも初めての試みということでキャンパスで学んでいた日々の事を考えると戸惑うことがよくあります。

例えば、通信環境によってはスムーズに講義を受けることができないという点です。ここにきてwi-fiの繊細さに気がつきました。電波の関係で、授業中に電子レンジを使ってしまうとPC画面の中の教授の顔が固まって動かなくなってしまいます。

また、オンライン上でのコミュニケーションに歯痒さを感じることも多々あります。講義のような大人数ではなく、少人数のディスカッションやグループワークの際に話し始めの第一声が被ってしまったり、なかなか会話が進まなかったりすることがよくあります。

それに加え、アクションが伝わりづらいため自分の話が上手く伝わっているか、逆に相手が何を伝えようとしているのかを対面で話している時以上に汲み取るのが困難な事を感じています。画面上で得ることができる情報と対面で得ることができる情報では明らかに後者の方が質が良く量も多いです。普段気がつかないうちにその場の雰囲気や空気、また相手の表情やアクションをみて感じて会話をしていたということに気がつきました。普段の対面のコミュニケーションでは、笑ってればなんとかなるという考えの私にとってオンライン上でのコミュニケーション能力向上が喫緊の課題となりました。

また、コミュニケーションという側面から考えた時、無駄話ができないという点はオフラインとの大きな差だという事を感じています。キャンパスで学んでいる時はこの無駄話は特に意識しなくても自然と行われていて、人と人との距離をぐっと近づけてくれるもので新たなアイデアやそのコミュニティの空気感もここから生まれることもあると思います。新学期になり新しい仲間と出会い、これから頑張ろうという時にこのような状況で初対面の人との初対面が画面越しなのですから難しいとは思いますが、グループワークやディスカッションの中に積極的に無駄話を取り入れて行くことでより良いチームができるのではないかと思いました。

このようにオンラインの悪いところを列挙してしまいましたが、移動がなくギリギリまで寝れるとか、パジャマでリラックスして講義を受けれる等もちろん良い点もたくさんあります。秋学期からは両方のいい点を取り入れながら授業を設定していってほしいと思います。

今学期はSFC1年生の必修科目の体育1という授業のお手伝いをしており、授業を受けるだけではなく創るといういつもとは違う側面から見ています。例年、体育1ではクラスで集まってスポーツをするのですが、今年は例年通りという訳にはいかないのでオンライン上でクラスのチームビルディングを中心に行っています。大学に入学したばかりの1年生がオンラインという限られた環境の中で積極的に取り組み良いクラスにしていこうという姿勢に刺激を受けています。様々な授業の中で最もオンラインで行うのが困難ぽいのが体育ですが、教授たちも試行錯誤の上授業を組み立ててくれます。このような環境に感謝し、慶応義塾や福澤先生の教えを胸に勉学に励んでいきたいと思います。

 

思い出せば3月末、山室と栗田と三人でホルモン屋さんに行って美味しいお肉とお酒を嗜む予定だったのに、延期になってしまっていました。久しぶりに3人で遊べる予定でとても楽しみにしていたのに残念でなりません。カルビ、タン、ホルモン、焼肉食べたい。早く安心して柔道もお出かけも思いっきりできる日が来ますように、と願うばかりです。

医療の最前線で働く医療従事者の方や生活のために働いてくれている方々に感謝の気持ちを忘れず、自粛生活を過ごしていきたいと思います。

皆様も体調には気をつけてお過ごしください!