ご無沙汰しております。主将の都倉です。

先日の東京学生柔道優勝大会に際して、多くのご声援を賜り、誠にありがとうございました。結果は多くの部員たちが既に日誌でも触れている通り、ベスト16でした。

本当に多くの課題が見つかった大会でした。

昨日行われたミーティングで、部員全員で課題の洗い出しを行なったところです。

試合の流れは割愛しますが、チーム力・個人の力量どちらも大きく不足していることが明らかになりました。

チーム力の方から説明すると、団体戦で重要な「流れ」を意識した試合展開ができる部員が非常に少ないことが明らかになりました。

武蔵戦では、先鋒でうまく流れを作ることができず、次鋒戦で完全に流れを持っていかれてしまいました。緊急事態に備えて四年生を配置していた五将・中堅でも流れを取り戻すことができませんでした。 

もし三将・澤田の起死回生の一本がなければチームは敗北に終わっていたことでしょう。

副将である私も焦って一本を取り切ることができず、軽量級ながらも大将を任せた藤井には大きな精神的負担をかけてしまいました。

もちろん、下手に攻めて試合を壊してはいけないという意識があるのは、真面目であるが故という側面もあるので、仕方がないことです。しかし、時にはリスクを負ってでも大胆に取りに行かなければならない場面があるのも事実です。自分の役割というのを深く理解して、それをリスクを負ってでも果たそうとする勇気を持つことが大切だと思いました。

また、メンバー同士の信頼関係にも課題があると思います。

自分が取られても他のメンバーが何とかしてくれるという安心感が不足しているように感じます。もっとコミュニケーションを取って、最悪の事態を想定しながら、頼り合いながら試合ができるようになる必要があります。来月の全学に向けて急ピッチで修正していこうと思います。

個々人の能力不足に関しては、日大戦で顕著でした。身体のサイズ、技の完成度、思い切り、寝技の練度、どれを取っても数段階日大の方が上手でした。

長期的にしか克服できないものもあれば、比較的短期で克服できるものもあります。部員全員で共通認識を持って、一つずつ弱点を克服していけたらなと思います。

一方で嬉しいこともありました。 

あの澤田が大活躍したことです。

彼が一年生の頃から何かと衝突してきましたが、本当に大きく成長したと思います。

誰もが予想できなかった活躍ぶりでした。

本人は照れ隠しをしていましたが、とっても嬉しそうでした。

これからは一メンバーではなく、エースとしての活躍を期待しています!!

頼んだぞ、澤田!!(決して天狗にはなるなよ!笑)

本当に一回戦はヒヤヒヤしましたが、総じて大きな意義のある試合だったと思います。

今回の大会を通しての気付きを無駄にせず、全員で全学に向けてまた頑張りたいと思います。先輩方におかれましては、大変お忙しい中恐縮ですが、ぜひ道場にお越しいただき、稽古をつけてください。ご指導宜しくお願いいたします。 

おわり