現在、寒稽古期間真っ只中。

慶應義塾の寒稽古とは、三田の綱町道場という柔道場一面という小さめな道場に早朝5:30から、幼稚舎の小学生から、付属の中学生・高校生、そして私たち大学生、若いOBの先輩から御歳の推測が難しい大先輩、監督・コーチ・師範陣を合わせ、ちっちゃいのから大きいのまで100人ぐらいで一緒に稽古を行う。この時代に暖房機能一切なし、道着の下の衣類なし(女子は半袖Tシャツ着ますよ!)、多分他にこんな事をしているところは無いだろう。

寒稽古での幼稚舎生との稽古。ただの小さい子と遊ぶのが好きな私にできることって、なんだろう。私が小さなときに帯が結べなくて、ズボンの紐もゴムが入っていた時代。そんな時代に大きなお兄ちゃんお姉ちゃんがいつも相手してくれた。その人達の柔道をする姿を見ているだけで「あれ、やりたい!」と思うようになり、その人達にたくさん投げられてもらった。その後本格的になり、山あり谷あり今の柔道続けている私がいる。小さい時は、いつだって真剣だった。大きい人を投げれたのが嬉しくて、何回も何回も投げたくて楽しくて、真剣というか無我夢中というか・・・。ま、相手が大きすぎてよく投げた後ふらふらしてたが・・・。

途中で辞めるのは簡単だったかもしれない、でも続けている。ちょっとでも伝わっっていたならば嬉しいな。私が柔道を続けつづけている自分でも分からない柔道の魅力を。その為にも、明日もたくさん投げられようかな・・・。