こんにちは。五十嵐です。
一昨日、緊急事態宣言が発令されました。私の住む神奈川県も対象地域に含まれており、以前に増して危機感を覚えている今日この頃の私です。
一日中家に籠っているのもなんなので、我が家の犬を連れてお散歩へ行きました。普段はあまり時間がなく行くことができないので、近所を歩くのは久しぶりでした。お天気も良く家の前の桜は散り始め、葉の緑と混じりとても綺麗でした。
以前友人と話していて気がついたのですが、小さい頃はダンゴムシやアリを沢山見つけて遊んでいたのに最近はあまり見ないよね、と。しかし、それらはいなくなったのではなく私が大人になったから見えなくなったのだ、と。子供のころは下を見れば香ばしい土の匂いがする地面があって、見上げれば水性絵具でベタベタ塗りたくったような色の空が見えて。何事にも興味を持って、考える前に動いて触って匂いを嗅いでみて。でも、歳を重ね忙しない日々を過ごしている中で、ダンゴムシが住む石の裏や、木に登って食べた枇杷、すりおろすといい色が出る草、道に生えている密の吸える花、サッカーボールくらいの夕日、変な形の雲、一番大きな星、赤くチカチカ点滅して山に消えていく謎の光、ウサギが餅つきしているらしい月、小さな頃はいつも見えていた景色が、いつの間にか見えなくなっていました。わざわざ意識しなければ見えないものになっていたのです。これが大人になるということなのでしょうか。何か大切なものを思い出した気がします。幸い私は身長が高いほうではなく、地面と1.48mしか離れていないので、たまには下を見て上を見て、色々なものに触れてみようかなと思いました。
そんな日々なので、先日、部屋の片付けをしました。なかなか物を捨てることができないタイプなのでこの機会に思い切ってありとあらゆるものを、特に衣類を捨てまくりました。同時にお部屋の模様替えもすることができ、新学期を迎える準備はバッチリです。片付けといえば、皆様も経験があると思いますが、眠っていた思い出の品の数々に手を止めては昔を懐かしむという現象が起こります。
その思い出の品の中には小学三年生の頃に書いた柔道ノートがありました。そこには毎日の稽古の”よかったところ”、”わるかったところ”、”こんどやること”、”もくひょう”、が綴ってありました。
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6/27
・よかったところ
なし
・わるかったところ
泣いたところ、上げたのになげなかった。
・目ひょう
上げたらまきこむ。
泣かない
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どうやらこの日はあまり調子が良くなかったみたいですね。小学生中学生の頃は毎日のように泣きながら稽古していたことを思い出しました。毎日毎日稽古のことを振り返り、どうしたら強くなれるか小さな頭で考えていたと思うと、胸がキュンとします。
現在は稽古ができない状況ですが、今できることをしっかりと行い、いつ稽古を再開しても体を不自由なく動かすことができるように、少しでも体を軽くしておこうと思います。1週間ほどダラダラと過ごしてしまったので、切り替えて今日からしっかりと準備して試合に備えます。
皆様もくれぐれも健康には気をつけてお過ごしください。
*一刻も早くこの状況が収束して、皆と会って、柔道の練習ができますように!!!*