こんにちは。井口です。今回の部員日誌は博多行きの新幹線からお届けしています。
私たちは今、関西九州遠征の真っ只中で、本日2月24日をもって関西から九州に移動し、後半戦に突入します。福岡では、福岡大学や、福大大濠高校、南筑高校など関西よりもずっとハードな7日間が予想されますが、気を抜かず濃密な時間を過ごしたいと思っています。
さて、昨日2月23日に、甲南大学との定期戦、「慶甲戦」が行われました。
今回は、慶甲戦において、同じ81キロ級で、立技のプレイスタイルも酷似している2年生、松永蓮太郎先輩の試合に感銘を受けたので、紹介させていただきます。
慶甲戦は11人制と7人制で行われ、蓮太郎さんは両方に出場していました。
1試合目の相手は身長190センチ、体重90キロと圧倒的に先輩よりも大きく、最初は奥を叩かれ苦戦を余儀なくされていました。しかし、隙をつき相手を畳に伏せさせると、すかさず得意の三角絞めに入り完璧な一本勝ちを収めました。
2試合目の相手は、身長が小さく体重が重いタイプで、最初は互いにの奥を叩き合い、先輩が組み負ける場面も見受けられました。しかし中盤、奥襟をとった蓮太郎さんが大きく軸足と反対の右足を踏み込み相手を引きつけ、下がったところに完璧な大外刈りを叩き込みました。完璧すぎる一本に会場は大歓声、私自身も思わず声が出てしまいました。
先述の通り、私も81kg級で、得意技は大外刈りということで、蓮太郎さんには普段からよくご指導いただいています。そのため特に2試合目の完璧すぎる大外刈りの動画を見返し、研究せずにはいられませんでした。宿舎で30分ぐらい蓮太郎さんの大外刈りを見ているとあることに気がつきました。それは「右足」です。私が大外刈りに入る時は返されるのが怖くて腰が引け、軸足がかなり遠いのに対し、蓮太郎さんは右足をしっかり前に出し、相手を引き寄せ、そこから思いっきり軸足を相手の横、もしくは後ろに置いて技に入っていました。だからこそ強力で殺傷力の高いものに仕上がっているんだなと気づきました。明日から九州で過ごす1週間は、軸足を奥に持って行くための右足の動きを意識して臨みたいと思います。長くなってしまいましたが、YouTubeに蓮太郎さんの完璧すぎる大外刈りが載ると思うのでみなさん是非見てください。
お わ り