ご無沙汰しております。
商学部3年の都倉です。
絶賛オフ期間中ということもあり、今回は地元関西からの更新になります。

関東で色々な経験をする度に、慣れ親しんだはずの地元を見る目もどんどん変化していくことを実感しています。帰省する度に新たな発見があり、楽しいです。

春学期は非常に慌ただしい毎日を送っていた気がします。試合がコロナ前と同じスケジュールで開催されたり、対面授業が解禁されたり、ゼミの活動が始まったりと様々な要因が重なったためだと思います。
特に後半は、目の前のことに取り組むのに精一杯で、余裕がありませんでした。
これからは、取り組むべきことが沢山あるときでも、優先順位を明確にしながら、確実にすべきことをこなしていけるようになりたいです。社会に出たらめちゃくちゃ必要になってくるスキルだと思います。頑張ります。

今日はフランスからの留学生であるオスカーについて書きたいと思います。オスカーは数多のフランス大統領を輩出している名門パリ政治学院からやってきました。柔道は幼少期から続けており、その影響もあって昔から日本に途轍もない興味を持っていたそうです。非常に好奇心旺盛で、外国の方が敬遠しそうなものごとや食材でも、まずはチャレンジするという先進気鋭の志の持ち主です。フランス語と流暢な英語、カタコトのドイツ語・日本語を操り、誰とでもすぐに仲良くなります。僕も、オスカー先生のお陰で英語がかなり上達しました。ありがとう、オスカー。

オスカーの基本情報はこれくらいにして、僕が尊敬している彼の一面について書きたいと思います。

1点目は、チャレンジ精神です。上述したように、オスカーは何にでもまずはトライしてみるという精神を持っています。
柔道でも、圧倒的に実力差がある相手に対しても果敢に向かっていきますし、日本語を勉強する時も、部員たちに熱心に教えを乞い、失敗を恐れずに、覚えたての言葉を日常生活で使いまくっています。
また、知り合い0の状態から、インスタグラムのDMを駆使して柔道部の練習に参加し、寮にまで入るという彼の行動力にも本当に驚かされます。言葉が通じなかったり、文化的に大きく異なる部分があったりと、生活をする上で非常に困難なことも沢山あると思うのですが、そんなことはものともせず、日本での生活を最大限楽しんでいます。
もし、僕がパリに留学して、柔道という共通言語はあるものの、現地人ばかりの寮に入れるか、と言われたら躊躇してしまうと思います。オスカー凄い。

2点目は、学ぶ姿勢です。日本語学習もそうなのですが、彼は専攻である政治だけでなく様々な分野の本をよく読んでいます。同期の一部と、京都に旅行した時でさえ、1日に1〜2時間は本を読んでいました。
本の分野は専攻である政治学から、フランス文学や日本文学など、非常に幅広いです。よく、政治やその他諸々について意見を求められるのですが、答えに窮することが多く、自分の勉強不足を痛感させられます。ドヤ顔で語った日本に関する知識が間違っていて、オスカーに指摘されるなんてこともありました。僕もオスカーに負けじと、週3冊を目標に読書に励んでいます。この習慣は割と長く続いたのですが、テスト期間で中断されてしまったので、大至急再開しようと思います。応援のほど宜しくお願いします。

3点目は、周囲の人々に助けてもらえる力です。いくら優秀なオスカーでも、日本で生活するうえで困ることは多いです。しかし、どんなトラブルに直面した時でも、彼は周囲に助けを求めてすぐに問題を解決してしまいます。これは、柔道部の学生が優しいというのもありますが、周囲の人間に助けてあげたいと思わせる彼の人柄があってこそのことだと思います。なかなかやりますね。


少し褒めすぎたので、奴が調子に乗らないか心配ですが、いつも彼からは非常に良い刺激をもらっています。良い部分を一つでも多く吸収できるように、僕も頑張りたいと思います。


長期オフが終わると、人生初の戸狩合宿が控えています。大きく成長できる夏にして、東京都学生で結果を残せるよう、オフ期間中から精進します。今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願いいたします。

おわり。