こんにちは。古澤です。早いもので、いよいよ東京オリンピックの開会式の日になりました。ただ、色々と複雑な気持ちであり、諸手を上げて喜んでいいものなのか分かりませんね。なんだかんだで始まったらのめり込んでしまいそうですが。オリピックはアスリートの為にあるので、全てを賭けて全力で戦う姿を応援したいです。

この前、都内駅地下通路にアートギャラリーを発見しました。美術品、工芸品等幅広い芸術作品が展示されて少しばかり見ていたのですが、あれはなんですか。そこには、理解できない作品だらけ。人がとにかくたくさん描かれている作品や石からうにゃうにゃと伸びる人の手、どう考えても適当に色を塗っただけの色紙などが飾られていました。普段そういったものを見ない私は、たまたま通りかかったところに芸術作品があったため、立ち止まって見てしまいました。私をご存知の方は想像できると思いますが、色黒でガタイの良い大きなバックを背負った私が、芸術作品とは真逆に位置するであろう風貌の男が、じっと見ている。これのせいか、なんか沢山の視線を感じました。もちろん芸術など一切わからない私は、恥ずかしくなってきたので、いかにも何かを感じたかのようにその場をさっと立ち去りました。

その後、芸術とはなんなのかということを考えれば考えるだけ答えは出ません。意味がわからないものに価値がつく。それも驚くべき価値がつくものもあります。幼い頃から柔道一筋でここまで来た私には、理解し難いのは当然のことです。しかし、思い返せばラッセン原画展やバンクシー展、さらには劇団四季と意識せずに幅広く芸術に触れていました。解説はできないけど、なんか凄い。なんか感動する。といった漠然とした感想があったのは記憶にあります。感情が揺さぶられるあの独特な感覚をもたらすのが芸術なんですかね。

芸術といってもさまざまで幅広く存在します。芸術が私の定義した感情を揺さぶる感覚をもたらすものであるとするならば、今日開幕した東京オリンピックも芸術の一つであり、柔道も極めれば芸術の一つとなるのでしょうか。

まとまりのない文章にお付き合いいただきありがとうございました。