ご無沙汰しております。総合2年の島田です。早く秋の涼しい風が来てくれないものかと相変わらず燦燦と照る太陽を睨みつけてしまう今日この頃で御座いますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

ところで、カリスマと聞くと、皆さんは誰を思い浮かべるでしょうか。

歴史を振り返るとナポレオンや、戦国武将、ヒトラー、などたくさんの人物が思い浮かばれますが、僕は陰謀論者なので、史実に基づく人物像は信憑性がないと信じており、また彼らは既に亡くなってるので、現実感はありません。

僕にとって身近なカリスマは3人います。藤井崚将先輩、松永蓮太郎先輩、そして澤田康太先輩です。

カリスマの定義は人それぞれだという前提で僕の考えを申し上げますと、カリスマとは「道に迷ってしまった時に思わずついていきたくなる人」です。何かは分からないけれど、一緒に居たくなる、目でおってしまう、そういう人だと僕は思います。

藤井先輩は、ふとした時にいらっしゃり、現役の学生を料理して帰られます。そして、挨拶に伺った際は調子はどうかと聞いてくれたり、組み手や内股のコツを何度も説明して下さいます。

松永先輩は、僕が入部した初日から柔道のいろはを叩き込んで下さいました。「とも、やろうか」と、初めて乱取りの相手に選んで頂いたときの感動は今でも鮮明に覚えています。最近は、先輩の強さを理解し始め、緊張が走ります。先日は全日本への出場を決め、その勇猛果敢な背中に大変感動しました。

澤田先輩は、僕が打ちパをさせて頂いています。先輩の行動は正に奇想天外ですが、その実柔道の技の説明や組み手争いの指示になると誰よりも的確に教えて下さいます。日常会話も話題が尽きることがなく、そのおかげで柔道のキツさを紛らわすことが出来ています。

ここまで書いていると、僕にとってのカリスマは先述のお三方のほかにもたくさん思い浮かんできます。そして、そのすべての方にカリスマの要素があります。

もしかすると、カリスマの「文法」は「AはBにとってカリスマ的存在」=受動 なのではなく、「BはAにCというカリスマ的要素を見出している」=能動 なのかもしれません。前回書かせて頂いた陰と陽について何か通じるところがありそうです。

とにかく、ここで僕が申し上げたいことは、僕もいずれ誰かのカリスマになりたいということです。

と思っていた矢先、2日前に稽古でふくらはぎを肉離れしてしまいました。

2月から大きな怪我無くやってきたのに、最近ちょっとずつ強くなってきたのに、なぜこのタイミングなのか、、、カリスマへの道は遠いのか。

そんなことはないでしょう。恐らく、先述したカリスマ先輩達がもし同じ境遇に居たら、今できることにフォーカスするはずです。

ということで、ポジティブに。早慶戦に向けて、怪我しているからこそできることに取り組みたいと思います。

1:増量

体重105~110キロ

2:上半身強化

ベンチプレス120キロ、胸囲・上腕囲+2㎝

先ずはこの2つを絶対に早慶戦までに達成させます。先日、一つ下の後輩の石村君のお兄様である石村健真選手(カリスマ要素:筋肉)が出稽古にいらっしゃり、トレーニングについて貴重な考えを教えて下さったので、それを取り入れてみます。

まだまだ至らない点ばかりですが、柔道部の力になれるように精一杯取り組む所存でございますので、今後も変わらぬご指導ご鞭撻の程何卒宜しくお願い致します。

ご精読ありがとうございます。

おわり。