理工学部

受験方式

合格体験記

理工学部一般入試

理工学部2年 小林 昂弘 (城北高校出身)

このたびは理工学部の入試の理科(物理・化学)、数学、英語について紹介します。もしよかったら参考にしてください。

まずは理科(物理・化学)についてですが、2教科で120分なので時間配分が鍵となります。試験前に時間配分と解答する順番をしっかりと決めておくことをお勧めします。問題は穴埋め式ですが、しっかりとした知識と計算力が必要です。演習をたくさんこなし問題への理解を深めていくことも大切だと思います。

次に数学ですが、ほとんどが穴埋め式で最後だけ記述という独特な問題形式です。問題は幅広い範囲で出題されますが、基礎的な部分が多いのでそれらでのミスを減らすことが重要です。過去問演習をすることで問題形式になれ、穴埋め部分でのミスを減らすことが合格につながると思います。

最後に英語ですが、ほとんどマーク式で最後だけ穴埋めという形式です。後半部分の知識で取れる問題でしっかりと取ることが大切です。時間的にはそんなに厳しくないので読解問題は焦らずにしっかり読んでおいたほうがいいと思います。最終的にはとりあえず埋めることで得点を稼ぐという貪欲さも重要だと思います。

全科目を通して言えることですが、自信を持って落ち着いて試験に臨むことが大切だと思います。そのためにはしっかりとした準備が必要です。準備をしっかりとして自信を持って試験に臨んでください。そして合格を勝ち取ってください。

理工学部AO入試

平成22年度卒 伊藤 亮彦 (つくば秀英高校出身)

2005年8月、優勝だけが目標だった全国高校総合体育大会(インターハイ)で私は1回戦で敗退しました。4月から続いたスランプに苦しんだ私は、試合後に観客席で大学で本格的に柔道を続けるか悩んでいました。そんな私のところに2人の大学生が声をかけてきました。どこぞの柔道部の誘いかと思いきや、名刺をもらって大変驚きました。かの有名な慶應義塾大学でした。柔道に嫌気がさし、勉強の道に突っ走ろうかとも考えていた私はこの話に興味を持ちました。これが私と慶應義塾大学体育会柔道部との出会いでした。

私が2人の大学生(現在大変お世話になっている後藤先輩と西森先輩)に勧められたのはAO入試でした。自己推薦型の入試で学力審査の代わりに書類審査と面接を行う形式です。私は8月の間に書類を書き、大学の柔道部員(本年度御卒業された伊東先輩)の方に助言や添削をして頂いて書類を提出し、書類で合格した後は面接の練習を繰り返し行いました。面接の本試験は個室に試験官4人と受験生1人といった形式でした。私は面接の練習で志望動機を確たるものに仕上げることができていたので、面接が終わった時には手応えを感じることができました。

10月に私が高校の部室で昼御飯を頬張っていると後藤先輩から写メールが届きました。見てみると、それは合格発表の掲示板に私の受験番号の載っている写真でした。それを見た私は箸を持ったままの右拳を高々と挙げて『受かった』と棒読みし、職員室に報告に行きました。平常心を装いつつもあまりの嬉しさに顔がほころんでしまっていたことは記憶に新しいです。

合格しても私にはやらなければならないことがありました。その時まで人生で鉛筆を自ら握ったことの無かった私は明らかに勉強不足でした。そこで私はセンター試験や他の一流大学の受験もすることで、慶應義塾大学に入学しても通用する学力を身につけることにしました。私はAO入試で合格していた分他人より心にゆとりをもて、有意義に勉強することができました。

AO入試は単に人を学力の物差しで測るのではなく、その人物を直接見て評価する素晴
らしい制度です。何かしらの分野に長けている人や、将来の目標が具体的にあって意欲のある人に適した制度です。私はこのAO入試を利用して、より多くの優秀な人材が慶應義塾大学に入学してくれればと感じています。そして柔道部に1人でも多く前向きな新入生が増えればと思っています。

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