平素よりお世話になっております。文学部1年の石井です。大学生になり、はや3ヶ月目が過ぎようとしています。人間は3ヶ月で全ての細胞が入れ替わるそうなので、私の身体も大学用に一新したと言えるのではないでしょうか。部員日誌も2回目ということで、ここから本格的に日誌を書いていくのだなと思うと、改めて柔道部の部員になったことを実感します。
本日6月27日は、全日本学生柔道優勝大会1日目でした。前日から、ダブル台風の接近や大きめの地震が発生するなど、穏やかではない事象が続いていましたが、当日は台風の影響もあまりなく、大会も無事に開催されました。先輩方が真剣な面持ちで試合に取り組んでいる姿は、とても力強くかっこよかったです。会場の応援席からは、各大学に対する温かい声援がたくさん飛び交っており、実際に会場に行くことでしか味わえない熱気を感じました。私は、今回行われた試合の動画撮影をしていたのですが、家に帰ってからも、試合の迫力が頭から離れず、思わず動画を何本も見返していました。柔道の知識はまだまだ未熟なので、どれが技なのかわからない場面も多々ありましたが、これからたくさん学んでいきたいと思っておりますので、皆様いろいろ教えてくださると嬉しいです。
それでは、今回の本題に入らせていただきます。
私は、柔道部の他に三田文學会という文学を軸に活動を行うサークルにも所属しています。活動は不定期なのですが、先日『ドパガキのための俳句入門』という圧倒的に面白そうなタイトルの活動が予定に組み込まれていたため、参加してきました。主催者は文学部の1年生で、高校時代は俳句部に所属し、俳句甲子園なるものに出場するなど、精力的に俳句と向き合っている方でした。彼はドパガキ溢れる現代に、俳句というジャンルをうまーく組み込みたいという趣旨のもと、今回の会を主催したそうです。
ところで、皆さんはドパガキという単語をご存知でしょうか。ウィキペディアいわく、ドパガキとは、ショート動画やゲームなどの刺激の強いコンテンツに慣れて、常に強い刺激(ドーパミン放出)を求めるようになり、集中力が続かなくなる若年層を揶揄するインターネットスラングだそうです。実は、私もこの言葉を知ったのは最近なのですが、語呂の良さと的確な揶揄から記憶に残っていました。では、なぜ俳句がドパガキに向いているのか。それはタイパの良さにあります。俳句とはズバリ、最短時間で楽しめる文学作品です。多くの人は、5・7・5で構成される文章を読むのに、およそ10秒もかからないでしょう。そのタイパの良さから、ドーパミンに支配されている我々でも気軽に楽しめるのが、俳句だ、と彼は言うのです。会当日は、私も俳句をいくつか読んだのですが、なるほど、確かに一作品読むのに10秒もいらないです。さらに、そもそも俳句は様々な情報を削ぎ落とし圧縮した“文学“であるため、日本語が織りなす文章の深みもしっかり感じることができる。俳句って、すごい!
活動後、私は俳句の面白さにまんまとくらってしまいました。句集とか買ってみようかな。最後に、私が今回読んだ俳句の中から、特選したものをご紹介させていただきます。
それぞれに花火を待つてゐる呼吸
大勢の人がいる花火大会で、花火が打ち上がる直前だけは、人々の呼吸音が聞こえるほどの静かになる。そんな光景が思い浮かんできませんか。

