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2026

虎の尾

平素より大変お世話になっております。商学部三年の大月楓です。

ようやく長く厳しい夏が去ったかと思えば、秋雨前線が停滞する憂鬱な天候が続き、追い打ちをかけるように猛烈な台風が駆け抜けていくという、何とも不安定な気候が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私はと言いますと、減量末期による「免疫力最弱期」とこの不順な天候が見事にコラボレーションを果たし、あっさりと体調を崩してしまいました。爆速で回復させ、目前に迫った全日本学生に万全のコンディションで臨みたいと思います。

さて、上述の通り、私は現在、全日本学生に向けて減量のラストスパートを全力で駆け抜けている最中でございます。大学生活の中でこれほどまでに何度も過酷な減量を経験してまいりますと、自分なりにモチベーションやパフォーマンスを高く維持したまま、効率的に体重を削ぎ落としていく術のようなものが身につきつつあるように感じます。


私の減量スタイルでは、最後の1週間で「塩抜き→水抜き」という最終調整の工程に入ります。他の選手たちに比べてもかなり長めに設定しているこの塩抜き期間を無事に乗り切るため、私は「塩分ゼロの調味料で、茹でた鶏胸肉をいかに美味しく食べるか」という研究に情熱を注いでおります。わさび、ニンニク、生姜、ブラックペッパーなど、探してみると塩分フリーの調味料スパイスを中心に意外と豊富に存在するのですが、その中で圧倒的一位に君臨するのが「カレー粉」です。


鶏胸肉にカレー粉を振りかけて少量の白米に乗せるだけで、まるで魔法のように「カレーライス」へと変貌を遂げ、減量中の荒んだ心に「ジャンクフードを食べている」という錯覚を与えてくれます。ただし、スパイシーさゆえに「ここに塩を一振り足せたらどれほど幸せか…」という強烈な欲望と戦わねばならないのが唯一の難点です。なお、ニンニク等のチューブ調味料には食塩が含まれている商品も多いため、成人式直前にむくみを取ろうと「直前塩抜き」に挑む女性陣におかれましては、原材料表示の確認を徹底していただくよう強くお勧めいたします。


……この惨めな極限の食生活も、残すところあとわずかとなりました。試合が終わった瞬間に飛び込む予定の家系ラーメンで、濃厚スープと麺に溺れる最高の土曜日を思い描きながら、今夜も半身浴でしっかりと水分を抜いてまいりたいと思います。


皆様におかれましても、季節の変わり目ですので体調管理にはくれぐれもお気をつけいただき、健やかにお過ごしください。


WRITER:大月楓
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