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2026

読書を通して

 平素よりお世話になっております。文学部一年の保坂龍美です。

 私は最近、以前よりも本を手に取る機会が増えました。読書と聞くと、「知識を身につけるため」「勉強のため」というイメージを持つ人も多いと思います。私自身も少し前まではそう考えていました。しかし、実際にさまざまな本を読むようになってからは、読書の価値は知識を得ることだけではないと感じるようになりました。

 本を読むことの魅力は、自分とは異なる人生や価値観に触れられることだと思います。私たちは普段、自分が生まれ育った環境や、身近な人間関係の中で物事を考えることが多いと思います。そのため、自分では気付かないうちに考え方が偏ってしまうこともあります。しかし、本の中には自分とは全く違う時代を生きた人や、異なる文化や環境で暮らす人々の考えが描かれています。読書を通してそうした価値観に触れることで、「こういった考え方もあるのか」と新しい視点を得ることができます。

 また、読書は自分自身と向き合う時間でもあると感じています。同じ本を読んでも、人によって印象に残る場面や心に響く言葉は異なります。それは、その人がこれまで経験してきたことや、今置かれている状況によって受け取り方が変わるからだと思います。本を読み終えた後に、「自分ならどう考えるだろう」「もし同じ立場だったらどう行動するだろう」と考える時間は、自分自身を見つめ直すきっかけになるとはずです。

 一方で、本を読むだけで人が成長できるわけではないとも思います。どれだけ素晴らしい考え方や知識に触れても、それを自分の生活や行動に生かさなければ意味がなくなってしまう。本から学んだことを日々の生活の中で少しずつ実践し、自分なりに考え続けることが大切なのだと私は思います。

 これからも知識を増やすことだけを目的とするのではなく、新しい価値観に出会い、自分自身を見つめ直す機会として読書を続けて習慣化していきたいです。そして、本を読んで終わりにするのではなく、そこで得た学びを日々の生活の中で少しずつ生かせる人間になりたいと思います。

 ご精読ありがとうございました。


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