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2026

マーケティング分析

平素よりお世話になっております。法学部2年の三好桜子です。

最近、日吉に「李暁七」がオープンし、その凄まじい行列を目にした方も多いのではないでしょうか。

私が考える麻辣湯の最大の魅力は、一つの鍋で、まったく異なるニーズを満たせることです。野菜をたっぷり入れればヘルシーな食事になりますし、肉や練り物を惜しみなく投入すれば、増量に励む運動部員にもうってつけです。ダイエットに励む女子と、筋肉を育てたい男子。一見、相反する需要を同時に取り込めるのですから、なかなか優秀なビジネスモデルではないでしょうか。

さらに巧みなのが、具材を自分で選べるという仕組みです。お店にメニューを決められるのではなく、自分で選んでいるという感覚がある。だからこそ、気づけばカゴの中は具材でいっぱいになり、最初は軽く食べるつもりだったのに、会計時には想定外の金額になっていることも珍しくありません。選択の自由が顧客満足度を高めると同時に、客単価の上昇にもつながっているのだとしたら、実に巧妙な仕組みです。

しかも、この自由度の高さは、リピーターの獲得にも一役買っているように思います。具材の組み合わせを変えれば、毎回違った楽しみ方ができる。飽き性の私ですら、二日連続で麻辣湯を食べることに何の抵抗もありません。「前回取りきれなかったあの具材を、次こそは食べたい」という未練まで、次回来店の動機になっているのです。

もちろん、麻辣湯と一口に言っても、店ごとに個性があります。自由が丘や綱島にある「七宝」、自由が丘や武蔵小杉にある「星星麻辣湯」は、薬膳系のスープが特徴的で、比較的ヘルシーな印象があります。私自身、純粋に辛さを楽しみたいときには、こうしたお店を選びます。

一方、今回日吉にオープンした「李暁七」や、綱島にある「楊国福」は、牛骨スープを楽しめる点が魅力です。薬膳系とはまた違い、ラーメンにも通じるコクのある味わいで、しっかり食べたい人や、いわゆるギルティーを求める人にもおすすめできます。健康志向から食欲重視まで、幅広いニーズを受け止められる懐の深さこそ、麻辣湯が支持される理由の一つなのではないでしょうか。

ここでもう一つ思い出されるのが、タピオカの存在です。

小中学生の頃に一大ブームを巻き起こしたタピオカは、一度は下火になったものの、近年はゴンチャを中心に、再び存在感を高めているように感じます。季節限定商品やポイント制度など、定番商品を提供するだけでなく、何度も足を運びたくなる仕掛けが用意されています。単なる飲み物としてではなく、新商品を試す楽しみやポイントを貯める喜びまで提供していることが、継続的な集客につながっているのではないでしょうか。

では、麻辣湯もいずれブームが去り、数年後に再び流行するのでしょうか。それとも、タピオカとは異なり、一過性のブームを超えて日常の食事として定着していくのでしょうか。

個人的には、麻辣湯には定着の可能性が十分にあると考えています。タピオカが主に嗜好品として楽しまれるのに対し、麻辣湯は具材やスープの選び方次第で、一食の満足感も栄養バランスも大きく変えられます。流行を楽しむためだけでなく、その日の気分や食事の目的に合わせて選べるという点で、日常的に利用する理由をつくりやすいからです。もちろん、今後も人気が続くかどうかは、価格や店舗の増加、飽きさせない商品開発など、さまざまな要因に左右されるでしょう。

以上、商学部顔負けのマーケティング分析でした。


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