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2025

孤独のグルメ〜鰻〜

失礼いたします。商学部3年の山元でございます。

本日は、土用の丑の日です。

家族と地元の名店である鰻屋に行ってまいりました。

孤独のグルメ風にお話しさせていただきます。

 

 

 

 

「スタミナが欲しい」

 

 

稽古で消耗した身体が、炭火の香ばしさを思い出している。

 

 

脳裏によぎる。

 

ビタミンA、B、D、E、亜鉛、

この事実だけで美味い。

 

食べに行くしかない。

 

 

向かったのは、藤沢市にある鰻の名店「一幸(いっこう)」。

SFCからも近い。

名店と存じていたため、開店30分前に到着。

 

 

考えは甘かった。

既に30組以上が列を成していた。

しかし、

この列が美味さを裏付けている。

この待ち時間がスパイスになっていく。

 

 

呼ばれた、

 

 

うな重。ご飯大盛り。 

蓋を開けると、炭火の香りがふわりと立ちのぼる。香ばしい皮。ふっくらした身。

美味さは確約された。

 

 

案の定である。

美味さを言語化できない。

 

 

しかもこの名店、一味違う。

「焦げ」だ。これがうまい。

焦げが、うまい鰻だった。

こんな焦げ、出会ったことがない。

もはや焦げだけで良い。

 

 

タレを感じさせないぐらいのタレの旨さである。

タレがもはや鰻であった。

口に運ぶ度に、咀嚼する度に

疲れが溶けていく。

 

 

これは食事の域を超越し、

感動そのものである。

 

 

うな重ときたら米。

この米がいい。

鰻の旨さを引き立てるどころか、堂々と共演してくるご飯の力強さ。

断じて、主演をもぎ取ろうとはしない。

 

 

シナジー効果を米で学ぶ。

 

 

帰ろうと思った矢先、

 

 

オレンジの登場である。

 

よくできている。

最初から最後まで、隙がない。

 

 

作品を見せつけられている感覚である。

 

できることなら毎日食べたい――そう思わせる説得力が、そこにはある。

 

そんな土用の丑の日であった。

完


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