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2026

寝ることが幸せ

戸狩からこの部員日誌を書かせていただいています。とにかく体がきついです。避暑地とはいえ、ここの気温は30度を軽く超えることも珍しくなく、部員一同、強い日差しに体を焦がしながら稽古に励んでいます。思えば、慶應に入ってから高校3年の夏を除いて毎年戸狩合宿に参加しているので、今回で5回目になります。もはや私の夏は戸狩とともにあると言っても過言ではありません。

さて、話は変わりますが、最近は睡眠について興味があります。というのも、巷で話題のショートスリーパーをはじめ、SNSやYouTubeなど様々なコンテンツで睡眠について議論されており、最近ではかなりホットな話題になっていると感じるからです。

「人間には何時間の睡眠が必要なのか」「年齢によって必要な睡眠時間は変わるのか」「運動量によって睡眠時間は変えるべきなのか」など、睡眠について調べてみると、実に様々な説が出てきます。年齢や運動習慣、生活環境など、様々な要素が絡み合っているため、一概に○時間寝ればよいと言えるほど単純なものでもないようです。そこで今回は、せっかく気になったので、まず世間で一般的に言われている睡眠について少し調べたうえで、最後に私自身の経験を踏まえた私なりの睡眠論について書かせていただこうと思います。

まず、そもそも睡眠は本当に必要なのでしょうか。

結論から言えば、当然ながら必要です。睡眠中には、脳がその日に得た情報を整理したり、身体が傷ついた組織を修復したり、免疫や代謝を整えたりと、私たちが思っている以上に様々なことが行われています。特に深い睡眠の際には成長ホルモンの分泌も促されるため、筋肉の回復という意味でも非常に重要だそうです。

では、実際に何時間寝ればいいのでしょうか。

一般的には、子どもの頃ほど必要な睡眠時間が長く、年齢を重ねるにつれて短くなっていきます。13歳から17歳では8〜10時間、18歳以降の成人では7時間以上が一つの目安とされています。ということは、現在21歳の私はとりあえず7時間寝ていればいいということになります。

しかし、ここで一つ疑問が生まれます。一日中ほとんど身体を動かさない21歳と、午前と午後に柔道をしている21歳が、本当に同じ睡眠時間でいいのでしょうか。

当然、必要な睡眠時間には個人差がありますし、運動量によっても身体の疲労度は全く違います。特にアスリートは、一般の人よりも身体の回復に多くの時間を必要とするため、7時間よりも長い睡眠が必要になる可能性があります。研究によっては8〜10時間程度の睡眠を推奨するものもあるそうです。

戸狩にいる今の私からすると、これは非常に納得できます。朝起きた瞬間から身体が重く、午前練習が終われば眠くなり、午後練習が終わればさらに眠くなります。普段の生活と合宿生活で同じ睡眠時間が必要だとは到底思えません。

では逆に、睡眠を取らないとどうなるのでしょうか。

寝不足になると、集中力や判断力、反応速度、記憶力などが低下すると言われています。また、慢性的に睡眠不足が続くと、高血圧や肥満、糖尿病など様々な健康リスクとも関係するとされています。

ここで、以前から個人的に気になっていたことがあります。男性の方が女性より寝つきがいいのではないか、ということです。

完全に私の周りだけの話かもしれませんが、男性は布団に入って数分後には寝ている人が多い一方で、女性からはなかなか寝つけないという話を聞くことが多い気がします。

しかし、調べてみると、どうやら単純に男性の方が寝つきがいいという話でもないようです。女性は男性より不眠を訴える割合が高い一方で、実際に睡眠を計測すると、女性の方が長く寝ていたり、睡眠効率が高かったりする研究もあります。 つまり、自分ではあまり寝られていないと思っているけれど、実際には結構寝ているということもあるようです。睡眠は思っていた以上に奥が深い。

そしてもう一つ、個人的にかなり気になるのが昼寝です。

私は昼寝がかなり好きです。というより、戸狩にいると昼寝をせずに午後練習へ向かうことの方が難しいです。

昼寝について調べてみると、短時間であれば眠気や疲労感を軽減し、集中力の回復にもつながると言われています。特に30分未満程度の昼寝であれば、起きた後に頭がぼーっとする睡眠慣性も比較的起こりにくいそうです。一方で、長く寝すぎると深い睡眠に入ってしまい、起きた直後にむしろ身体が重くなることがあります。ただ、アスリートの場合はある程度長めの昼寝が身体の回復やパフォーマンスに良い影響を与える可能性もあるそうなので、昼寝自体が悪いわけではありません。要するに、時間とタイミングが重要ということなのでしょう。

ちなみに、ここまで偉そうに睡眠について書いてきましたが、現在の私は戸狩合宿の疲労によって寝つきについて悩む余地がほとんどありません。

布団に入れば、だいたい終わりです。

もしかすると快眠のために一番必要なのは、睡眠について延々と調べることではなく、朝から晩まで柔道をすることなのかもしれません。

ただし、それを「快眠法」として人に勧めるつもりはありません。

ちゃし


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