失礼致します。甚だ僭越ながら自己紹介させて頂きます。私、本年度慶應義塾體育會柔道部並びに慶應義塾大学法学部法律学科1年の平原くるみ(ひらはらくるみ)と申します。以後宜しくお願い致します。

出身は大阪府で、出身校は京都教育大学附属高等学校です。大阪に住みながら京都の学校へ通っていたため、「大阪なのに京都の学校なの?」と驚かれることもよくありました。しかし、文化圏の異なる京都という地で中高6年間を過ごしたことで、歴史や文化に対する知見がより広がったように感じています。毎日京阪特急のクロスシートに揺られながら通学していた時間も、今では良い思い出です。

この春から上京し、慣れ親しんだ関西を離れて新しい生活を始めました。最初は土地勘もなく、電車の乗り換えに苦戦することもありましたが、少しずつ東京での生活にも慣れ、日々新しい発見を楽しみながら大学生活を送っています。最近知ったことは、「白金高輪」の読み方です。最初は「しらがねたかのわ」だと思っていたのですが、正しくは「しろかねたかなわ」と読むそうで、地名の読み方の難しさを実感しました。

上京してからの生活にも少しずつ慣れてきたところで、ここからは簡単に私自身についても紹介させて頂きます。

私は大学に入学するまで、主に音楽活動に力を注いできました。小学一年生から現在までエレクトーンを続けており、中学時代には音楽部でクラリネット、高校時代には軽音楽部でキーボードを担当していました。また、高校では生徒会に所属し、副会長を務めていました。

生徒会活動では、学校行事の企画や運営に携わる機会が多くありました。周囲の意見をまとめながら、自ら行動し、主体的に運営へ関わっていくことの大切さを学びました。一人で物事を進めるのではなく、多くの人と協力しながら何かを作り上げていく経験は、今の自分にとって大きな財産になっています。

また、これまでの音楽活動では、常に演奏する側、いわゆるプレイヤーとして舞台に立ってきました。その経験を通して、舞台や組織は表に立つ人だけで成り立っているのではなく、それを支える人の存在によって成り立っているのだということを強く実感するようになりました。そのため大学では、これまでとは異なる、支える側の立場から物事を学びたいと考えるようになりました。表に立つ人を支えることの難しさや大切さを学び、将来的には、する側と支える側の双方の視点から物事を考えられる人になりたいと考えています

このような経験を通して、支える立場に関心を持つ中で、スポーツにも別の形で関わってみたいと思うようになりました。自分自身は昔からスポーツをすることがあまり得意ではありませんでした。ですが、だからこそ選手としてではなく、支える立場として競技に携わることで見えるものがあるのではないかと感じ、マネージャーという役割に興味を持つようになりました。とはいえ、マネージャーの経験はこれまで一度もなく、分からないことばかりです。まだまだ未熟ではありますが、一つ一つ学びながら、少しでも皆さんのお力になれるよう努力していきたいと思っています。

そうした中で出会ったのが柔道部でした。私は、柔道部の人と人とのつながりを大切にする雰囲気に強く惹かれました。見学に伺った際には、縦のつながりも横のつながりも大切にされており、とても温かい空気を感じたことを覚えています。実際に私は二回ほど練習見学に伺ったのですが、そのたびに先輩マネージャーの方々がとても優しく接してくださり、緊張していた私に積極的に声をかけてくださいました。仕事内容について丁寧に教えてくださっただけでなく、些細なことにも気を配ってくださったことがとても印象に残っています。そのおかげで安心して部の雰囲気に触れることができ、柔道部に入りたいという気持ちがより強くなりました。また、選手の皆さんの稽古中の集中した表情や礼儀正しい姿も印象的でした。競技に真摯に向き合う姿勢や、周囲への礼儀を大切にされているところにも大きな魅力を感じています。練習見学を通して、私自身も柔道部の皆さんのような人に成長したいと思うようになりました。さらに、同期のみんなもとても魅力的な存在です。稽古中は真剣に取り組んでいる一方で、普段は気さくで面白く、一緒にいてとても楽しいです。学部もそれぞれ異なるため、個性豊かな各学部の話を聞くことができ、日々良い刺激を受けています。また、同期マネージャーの響ちゃんも、私にとって大きな存在です。周囲への気配りを欠かさず、常に落ち着いて行動していて、とても頼りになります。仕事に対して真摯に取り組む姿勢はもちろん、普段話しているととても面白く、自然と楽しい気持ちになります。

さらに、柔道部に惹かれた理由として、部の雰囲気はもちろんですが、柔道という競技そのものへの興味もありました。私は、外国籍の方が多く住む土地で生まれ育ったこともあり、小学生の頃から国際理解や異文化について興味を持っていました。そのため、中高時代には異文化理解に関する探究活動にも積極的に取り組んでいました。他国の文化について学ぶ中で、異文化を本当に理解するためには、まず自分自身の国の文化について深く知ることが大切なのではないかと考えるようになりました。その中で、日本の伝統や礼儀、精神性を大切にしている柔道に魅力を感じるようになりました。柔道は単なる競技ではなく、礼節や人との向き合い方も重視されているところがとても素敵だと感じています。実際に見学を通して、そうした魅力をより強く実感しました。

晴れて入部し、先日行われたすき焼き会は、私にとって初めての部の行事でした。最初は緊張していましたが、先輩方が優しく話しかけてくださり、とても楽しい時間を過ごすことができました。改めて、とても温かい部活だと感じています。私は、一人暮らしをしているにもかかわらず、ほとんど自炊をしたことがなく、料理もあまり得意ではありません。すき焼き会の準備でも不安でいっぱいでしたが、先輩方が一つ一つ丁寧に教えてくださり、楽しく準備を進めることができました。皆さんと協力しながら準備をする時間も、とても良い思い出になりました。入部してから今日まで、先輩方には本当に多くの場面で支えて頂いており、その温かさに何度も助けられていると感じています。

まだ入部して間もないため、分からないことばかりでご迷惑をおかけしてしまうことも多いと思います。しかし、一日でも早く仕事を覚え、皆さんを支えられる存在になれるよう努力して参ります。また、マネージャーとしてだけでなく、一人の人間としても成長できるよう、日々学ぶ姿勢を忘れずに過ごしていきたいです。

長文かつ拙い文章となってしまいましたが、ここまでお目通しいただき、誠にありがとうございます。

最後になりますが、先輩方をはじめ、多くの方々に温かく迎えていただき、心より感謝しております。まだまだ至らない点も多くありますが、今後ともご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い致します。