平素よりお世話になっております。商学部三年の大月楓です。

春らしい穏やかな陽気は足早に去り、これから始まる夏の熱気が顔を出し始めています。朝、駅まで歩き、電車で席に座ると途端に吹き出す滝汗が、ハンカチを忘れた絶望感をより一層加速させます。そんな朝の鬱屈とした気分の中、この日誌を綴っております。

さて、本日5月13日は何の日か、皆さんご存知でしょうか。今日は、「メイストームデイ」と呼ばれる日だそうです。4月末から5月にかけて日本付近で発生する、温帯低気圧による強風・大雨から命名された言葉で、バレンタインデーから88日経つことと、八十八夜の別れ霜(その季節最後の霜)」という言葉をかけたユニークな由来を持っています。名前や由来などから、何となく「メイストームデイ」がどのような意味を持つ日なのか、予想がつきますでしょうか。今日は、恋人との関係に区切りをつけるのに最適な日であるそうです。先月14日の「オレンジデー」が絆を深める日であるのに対して、約1ヶ月後の今日は、関係を再考する日であるそうです。オレンジデーの効果に疑念を抱かざるを得ないですが、何にせよリア充撲滅記念日ということです。リア充の皆さん、関係を十分に再考してください。

私が「メイストームデイ」に関わりのない人間であることの理由の一つとして、私が付き合ってはいけない男「3C」の一つである、「カレーをスパイスから作る男」であることが挙げられます。と言うのも、私は今、スパイスの魅力に沼っています。ご存知の方も多いと思いますが、私は現在居酒屋でアルバイトをさせていただいております。アルバイトの中で私が一番楽しみにしている時間が、まかないを作る時間です。その日ある材料で最高に美味しいものを作る、という一種の謎解きのような作業が、とても充実した時間を提供してくれるため、毎回楽しみにしています。そのまかない作りの中で、高頻度で私を正解に導いてくれる存在が、ごく少量のスパイスです。厨房には多様なスパイスが置いてありますが、TPOに適した素材を選び、最後のピースとするところに、料理の楽しさを感じています。

スパイスを使用した料理の大看板とも言える存在が、カレーかと思いますが、チキンカレー一つをとっても、十人十色のスパイスの組み合わせがあり、何かを一つ足したり引いたりするだけで一皿の空気感が全く異なってきます。また、同じ香辛料でもホールか粉末かでも大きく変わってきます。そこに自分なりのこだわりを見つけたいと思い、日々思案しています。

この文章を書いていて、自分が3Cに含まれる人間の中でも、深みにハマってしまっていることに気づいてしまい少々悲しいので、本日はこの辺でやめておこうかと思います。スパイスはやめられませんが、引き取ってくれる方がいれば嬉しいです。